専業主夫的 家族経営

~家族を経営するという考え方~

2009年 11月20日お世話になりました。お世話になります。

19連泊のソルトレイクようやく脱出。
もはや一人では脱出不可能だったので、井戸さんと心さんと出発日を合わせて、脱出成功。カルガリー以来の3人でのグループランだ。

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ソルトレイク近郊はひたすら街が続く。ゆえに信号でよく止まる。すると
アメリカを縦断してるの?どこから走ってんの?」
と車の中からよく声がかかる。

 

「アラスカからだよ。これからアルゼンチンへ向かうんだ。」(目標はあくまで世界一周ですが、話が長くなるので基本アルゼンチンと言ってます)

夕方休憩の為スタンドに寄ると、
「アラスカから来たの?すごいね?」
と声を掛けられた。僕らの自転車は目立つので声を掛けられるのは不思議じゃないけど、

 

なんでこのおっちゃん俺らがアラスカから来たこと知ってんだ?

 

だけどすぐ、あぁさっき信号のところで声を掛けてくれた人だと気づいた。
今日はどこまで行くの?などいつものやり取りをしていると

 

「よかったら家でステーキ食べていかない?家はすぐ近所なんだ」

 

この時すでに、奥さんも加わっており、僕らが3人のグループだということももちろん知っている。この状況で危ない目に陥ることはまずないだろう。
だけど、僕らはなんと言ってもよく食べる。突然サイクリスト3人を一挙に引き受けるなんて普通出来ない。そんなことをしたら、家族の食事がなくなってしまう。しかも泊まっていいと言っている。

 

本当にいいのか?人のよさそうな夫婦だし、逆に悪いんじゃないかと心配になってくる。

それでもご夫婦は、そんなことを微塵も感じている様子はなく、誘ってくれる。
まるでたまたまスタンドで会った友人に「ちょっと家でお茶しない?」と軽く誘ってくれているかのようだ。

僕らもご好意に感謝しお世話になることにした。

 

旦那さんがリロイさん、奥さんがケリーさんと言い、子供5人の大家族。
リロイさんの仕事は芸術家。アトリエに無数の銅像が飾っており、中心には今度ソルトレイク路面電車の駅に飾られるという大きい銅像もあった。

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リビングに案内されると、すでに仕込んである料理の数々がとてもいい香りがした。
リロイさん一家はとても健康志向。フルオーガニック食材だという。ハーブを自宅で育て、牛肉は放牧されている牛の肉しか使わない。野菜もその手のやつらしい
庭には、丸々太ったウサギがめちゃめちゃいた。僕が末娘とウサギで戯れていたら、リロイさんが

 

「こいつはダスティ。時期が来たら食べるんだ。鶏肉みたいな味だよ。でも安心して君らが食べるのは正真正銘の牛肉だから。ぐっふふふふ」

 

・・・冗談なのか本気なのかは僕の語学力では判別不能だった

 

豪華なたくさんの料理は、家族と僕らが食べても食べきれないほどだった。

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すると「夜お腹が空くといけないから」と僕らの寝床に持って行ってくれた。

夕食後、友人の家でデザートを食べながらビデオを見るんだというので、一緒に行かせて貰う。

さてどんなビデオかなと思っていたら、農場のドキュメンタリーだった。

 

その名も、フレッシュ!
つまり、スーパーで売られている安い食材がどのようにして、作られているか?という物。オーガニックな彼等にとっては、「信じられない。だからオーガニックなんだ」という感じだけど、普段それらを食べまっくっている僕らは、なんとも複雑な気分で見守った。

だけど、子供を交えての上映会で農場ドキュメンタリーとは・・・
彼らの力の入れ具合には恐れ入る。


翌日、僕らは8時に目を覚ましパッキングをしてると、大量の朝ごはんを持ってきてくれて、
「ごめん、僕たちは仕事でもう行かなくちゃならないんだ。だけど、トイレもシャワーも使っていいし、ゆっくりして行って。」
なんという優しさだろう。


「みんなのEメールアドレス書いておいて。そしてユタ州に戻ってきたら必ず連絡して」
とケリーさんはハグしてくれた。

 

出際リロイさんが、20ドル札を3人分渡してきた。さすがにさすがに今回は受け取れなっかた。こちらは感謝してもしきれない愛情を受けたのに。それでも、食事のトレーにお金を置くと「気をつけて、良い旅を」と行ってしまった。そのお金はそのまま置いてきた。その代わり出してもらったご飯は全てタッパに入れて完食させてもらった。

 

本当に気持ちのいい家族で幸せな体験でした。
どうもありがとうございました。

 

*不覚にもケリーさんを撮り忘れました

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