ご存知だろうか?アーチーズ国立公園。
僕はこっちに来るまで、聞いた事もなくはっきり言ってなめていた。
「モニュメントバレー行くとき通るし寄ってくかー」
だけど
ビックリした。もう本当。衝撃的。涙出そうでした。
これらをうまく表現する言葉も、全てを忠実に映し出す高性能カメラも僕は持ち合わせていない。
だからやっぱりこんな月並みの言葉になってしまう。
すげぇ・・・
公園に入って何度繰り返した事か
入園していきなり、目を疑うような急勾配の登り。
だけど不思議と辛くない。のっけからその岩山の存在感に圧倒された。
慌てて地図を確認するが、何も書いていない。信じられん。これが単に一風景として扱われるなんて。
国道から公園に入り、岩山を一個越えるとそこはもう別世界だった。
一億年もの時間を掛けて雨や風に浸食された岩石が、無数に乱立している。そのどれを取ってもとても人間では造れないアートだった。
アメリカンインディアンは、スピリチアルな文化を持っているが、それも頷ける。
午後になり、さすがに午前中色々見たし、もうにかりよったりだろう。
・・・甘かった。衝撃はまだまだ終わらなかった。
ガーデン オブ エデン。
ウィンドウズ。
まるで小宇宙。違う惑星にでも来てしまったかのようだ。
ここアーチーズ国立公園は、ロッククライミングが許されてるくらい岩山に触れたり、よじ登る事が出来る。岩山の麓にちょんと座って、周りを見渡すと自分が風景の一部に溶け込んでしまったかのように、何時間でも何日でもそこにそうしていれそうだった。
が、時間は迫る。すでに3時を回っている。日没が5時なのでそろそろキャンプ場に向かわなくては。
結局半分しか見れなかったので、明日にまわす。
キャンプ場に着いたのは日没ギリギリ。急いで荷を解き夕日を見に出かける。赤茶けた大地がさらに赤く染まり本当に綺麗だ。
そんなだったので夕食時は真っ暗になってしまったが、アーチーズのど真ん中で月と星の明かりでご飯を食べるなんて、この上ない贅沢だった。
つづく