この風景を見たらそう言ってしまうのは仕方ない。
恋人に出て行かれ、あてもなくずっと走ってきたけど、こんな旅の終わりも悪くない.。
理由はない。ただとても疲れたのだ。
あっ、いや
僕じゃありません。
フォレスト・ガンプの話です。
偶然か?必然か?旅の神様は時々微笑む。
モニュメントバレーの前の街ブランディング。僕らは雨の為モーテルに泊まっていた。この時期の雨は稀で、モーテルに泊まる気なんてさらさらなかった。
そこで何気なくつけていたテレビから「フォレスト・ガンプ」が!!
モニュメントバレーでガンプが走っている事は以前から知っていた。だけどこのタイミングで観られるなんて!!めっちゃ感激。何度も見返している僕にとって、アラバマ訛りの強いガンプの英語ですら、まるで日本語を聞いているかのように、すらすら頭に入ってくる。
そして、走っていた(正確には走るのを止めた)シーンがまさに上の写真!!
ここで彼はつぶやきます。「僕はとても疲れた。もう家に帰る」
アップダウンが嫌がらせのように続く163号線。
ながーい上り坂の後、やや下ったところから、このシーンは始まった。
本来自然には邪道であるはずの道路ですらここでは、より自然の壮大さを引き出すのに一役買っている。
もちろん僕は映画やドラマの撮影現場で、それと同じように写真を撮る。なんて事は恥ずかしくて出来ない。
いつかテレビでやっていた「韓国冬のソナタのロケ地を巡るツアー」の取材番組で、日本のおば様方が惜しげもなく、ヨン様と、チェジュウを演じていた。
それをみて、「日本でならともかく、海外でそんな日本の恥をさらす様な事はしないでくれー」と嘆いたものである。
もちろん僕はそんな恥ずかしい事やりません
もちろんだ。もちろん
・・・ごめんなさい。
めっちゃ気持ちよかった~。
だってガンプだよ?走るでしょう?普通?
でも大丈夫。周りに人がいない確認したし。ゃんと誰にも見つからないように遂行しました。ぬかりはありません。笑