もっと気軽にアウトドア

自転車で世界一周した父が、家族のために気軽なアウトドアに奔走します。

2010年 嬉しい出会い 色んな種まき

この日、予定通りに夕方前に街に滑り込んだ。

早速、いつものようにセントロに向かいながらホテルを探した。割と大きな町のようだが、
ホテルの数が少ない。それでも何件か見つかったが、どれも高い。

 

仕方ない。セントロは諦めて、国道沿いのモーテルを探すか・・・

と、国道に戻る道を探し走っていると、並走している車の窓が開き

 

「こんにちは~。日本の方ですか~」

なにー!日本語~~!!

「こんにちわ~。そうです~」

 

と言うと、車が前方で止まり日本人の男性と女性。それにメキシコ人のドライバーさんが降りてきた。

一目で旅行者ではないと思った。

 

「在住の方ですか?」と声を掛けると

「はい。そうです」と

 

お互いにこんな辺境で出会えたことを驚きあい、自己紹介的な僕の自転車旅行の経緯を語り、2人の事も聞いてみた

タロウさんとミホさんといい。タロウさんは日系の方だった。

住まいはメキシコシティで、今は「メキシコに住む100人の日本人(日系人)に話を聞く。」みたいな取材をしていて、ひたすら日本人を探しているのだという。

 

しばらく話した後「メキシコシティに着たら是非寄って下さい」と名刺を頂いた。

これは嬉しい。「必ず寄らせてもらいます」

さらに

 

「あっ。そうだ。ついさっき取材をした日系の方なんですけどね。この街から60キロくらいの所に住んでいて、日本人がいたら是非よってもらうように言って下さいって言ってましたよ。もしよければ、電話して聞いてみますけど」

 

その町はちょうど明日行く予定になっていた町だ。
もうその人は日本語を話せないというが、ここで出会ったのも何かの縁だ。
それに日系の人と言うのも興味がある

 

はい。是非おねがいします。

 

電話では来てもいいとの事だったので、住所を教えてもらった。
中心地のすぐ近くらしい。そんな大きな町じゃなさそうだし、なんとかなりそうだ。

最後に宿の情報を教えてもらいお別れした。楽しみな種をたくさん蒔いて頂いた。やっぱり出会いは楽しい。


教えられた宿に向かっていると、さっきいたドライバーの友達が、横切り先導してくれた。

お~。めっちゃ親切だな~

が、全然着かない。街からどんどん離れていく。15分ほど走って

「もう駄目だ~。引き返そう・・・」

と決めた時、ようやくモーテルに到着。ほっ

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そこまでずっと先導してくれて、チェックインの手伝いもしてくれた。さっき会ったばっかりなのに。

手厚く御礼をして、友達は帰っていった。

モーテルは比較的新しそうだが、200ペソということで一安心。ここまで来て高かったら笑えない。

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ただ、部屋は綺麗だけど、お湯出ない、部屋電球一個しかなく薄暗い。とまぁ多々あったけど、まぁいいや。

ここは郊外のモーテルで、周りは何もない。商店もレストランもない。でも食料を積んでる僕にとって、なんら問題はないのだけど、不憫に思ったのだろう

ノックするので、開けてみたら、パンを差し入れてくれた。

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暖房もいっこうに温風を吹かないけど、とても心が暖まった。

さて明日無事、日系の方に出会えるでしょうか?

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