気がつけばサカテカス10日目。
最初こそ精力的に世界遺産の街を歩き回った。
だけど、ホステルに移ってからはひたすら堕落する日々を送る。
テラスでビールを飲み、日がなダラダラ。外にでるのは夕方の買出しで、パン屋と市場。
世界遺産の街なのに、ほぼそこの往復に費やす。
失楽園や手紙は良いとして、
ユーチューブで、ワンピース(ジャンプ)を半年分チェック。まさか海外にいて今週号まで見れるとは思わんかった。
そしてお笑い。アンタッチャブルと爆笑問題にはまる。特に爆笑問題。2009年の時事ネタ漫才は、知らない事ばかりで驚く事ばかりでした。
最後は、感動するCMから、泣ける2ch。
これらを全てドミトリーのベットでイヤホンをしながらチェック
笑ってるは、泣いてるはで気持ちの悪い客になってました。
完全ダメ旅人です。笑
これはもうさすがにもう出発しなければ・・・
井戸さんと力を合わせて、明日行きましょう!と決める。
が・・・
なんじゃこりゃ。めっちゃ雲が下りてきてるし、めっちゃ寒ぃ・・・
いままでずっと快晴で、暖かかったのに。
天気予報によると明日、明後日、雨。明々後日は晴れだけど、その後も安定しないっぽい。
一応今日は晴れになってるけど・・・
「なんか天気悪いっすね。どうしましょうか?」
「そうっすね。迷いますね、こりゃ」
8時に起きて、朝食を食べながら2人の探り合いが始まる。
「行くっすか?マジっすか?めちゃめちゃ曇ってきましたよ」
「確かにダルイっすね。一応準備だけはしておきます。でも行くかはわかりません」
とりあえず、様子見。
「こりゃ、無理っすよ。今日延泊して明日雨でも行くってのは?」
「ぜってー僕等には無理っス」
ちょっと晴れてきた。
「おっ ちょっと晴れてきた。サカテカス飽きて来たし、行くかなぁ」
「えっ 井戸さん行くんすか?だるくねぇっすか?」
こんなんの繰り返し。まさにソルトレイク状態。
それに加え、今日の朝着いた服部さんと言う中南米縦断バックパッカーの人がいたので、話しながら、天気を見守った。
顔見知りのメキシコ人は、「どうせ今日もいるんだろ?またビール飲んでダラダラしようぜ」
悪魔の囁き
そんな中、若干延泊に心が傾きかけた頃、空が明るくなり青空が大部分を占めてきた。
「・・・行きますか」
その青空を見た瞬間
もう僕も井戸さんも、心は出発に向かっていた。
と清清しく書きたいけど、実際は
「あっ。晴れてきた。しゃーねー。だりいけど行きますか?もうここも飽きたし」
と、だらだらと準備に勤しむ。
で10時半。ようやく出発。約2ヶ月ぶりの井戸さんとペアランだ
ガタガタ石畳に気を使いながら市街地を抜ける。
サカテカスはグアダルペと言う街と隣接していて、こちらは打って変わって近代的な都市だった。
徐々に高度を落としながらも、相変わらずの山岳地帯。
でもペアランて不思議だ。走行中は特に喋るでもなく、自分のペースで走る。時にはかなり離れる事もある。
でもなんでだろう?一人で走るより全然楽しい。
飽き飽きしていた昼飯のラーメンも、うまい!
晴れてきてポカポカ。やっぱ出発してよかった。
しばらく快適に走り4時前今日の目的の町、リンコ デ ロモスが見えてきた
げっ、でもなんかあそこ雨降ってんなぁ。急がなきゃ
セントロには、カテドラル、メルカド、商店などが立ち並びそこそこの町な様だったが、ホテルが少なかった。なんとか一軒見つけチェックイン。2人だと安上がりでいい。
フロントには謎の剥製が・・・
思わず笑ってしまった。
シャワーを浴び、町に繰り出す
こんな飾りが多い町。クリスマスの残りかなぁ
店番わんこ
明日も晴れればいいなぁ