こんな話を聞いたことがある
その昔、メキシコの山奥にグアナファトという小さな町があった。
その町は山を流れる川の周辺に建てられ銀鉱山により大変栄えた。
しかし繰り返し起こる洪水に人々は大変苦しめれた。
そこで人々はその洪水に対処する為に建造物を持ち上げた・・・
洪水の為に街を持ち上げた!?
なんちゅうロマン
更に
数年後、技術者がダムを建設して川の流れを地下の洞窟の方向に変えた。
その後持ち上げられた為出来た空間は、自動車の通行の為に小さな丸石で舗装された。現在、町を走る車の大多数が、地下に造られた道路網を往来している・・・
うぅ。ロマンだ。こんな街が本当に存在するなんて考えただけでもワクワクする。
そんな街を今日は走る。旅しててよかった~
さてこれがグアナファトへの入り口です。
もちろんトンネル。
こんなトンネルをいくつか抜けると、石畳の山間の街並みを通る。
なんかカラフルで可愛い所だ
様は目の前に見えている街の下がトンネルになっているらしい。
さていよいよ本丸潜入です
驚いた。というか
俺、ここ観たことある・・・
もちろんテレビでの話しだけど。
その時は、こんな街があるなら一度行ってみたいと思っていながら、どこにそれがあるのかも、その存在すらもすっかり忘れていた。てかヨーロッパだとばかり思っていた。
そんな所を実際走れるなんて感動だ。
中はこんな感じ。
一方通行の細いトンネル。
本当に網の目上に伸びていてまるで巨大な迷路だ
こんな感じで空や街並みが見える。
正直走りづらい。細いし暗いし石畳でガタガタするし
でも
心は踊った。こんな不思議で面白い街が、世界には存在するんだ・・・
人って、想いって、技術って、世界ってやっぱすごい。
所々地上に出る階段が伸びている。
だけどなかなか自転車が上がれる道がない。
まるで初めて新宿駅で降りた時のようだ。迷路のように複雑でなかなか地上に出られない。
それでもようやくセントロに出れる出口を見つけた。
ふぅ。ようやく地上だぜ・・・って
え~~~!!なんじゃこりゃ~~~!!
地上めちゃめちゃ都会。
しかもすごい綺麗。こんなんなってるなんて思わなかった。
いや、本当もうビックリ。
そこはサカテカス以上のコロニアル建築の街で、トンネルから出てきた僕等はタイムスリップでもしてしまったかのようだった。
この街でも僕等はホステルへ向かった。今回はすんなりと見つかった。
すると、再び。
あ~~~~!!
おっちゃ~~ん。
サカテカス、アグアスカリエンテスに続き3度目。期待を裏切らずビールを飲んでいた。
3度目の再会でようやく名前を聞いた。ヘクトルさんと言うらしい。それにしても不思議な縁だ
ホステルの窓からも地下道が見える。
普通の道に見えるが、これは地下道。
シャワーを浴び、夕暮れの街に繰り出す。
まぁなにはともあれビ-ルでしょ?
セントロの広場で至福のひと時。
『後で知りましたが、メキシコでは公共の場での飲酒は違反だそうです。おっとっと』
ものすごい観光客だ。それもそのはず。物凄いお洒落な街並みだ。
どこからともなく演奏が聞こえる
ぐっるっと軽く散歩して今日は、続きは明日じっくり歩いて観て回ることにする
Leon手前 - Guaanjato 79キロ