メキシコシティの170キロ南にこれまた銀で栄えたタスコと言う街がある。
小さいがそのコロニアル建築はグアナファト、サカテカスとはまた一味違った趣があるという。
ここの日本人宿に泊まってる人はほとんど日帰りで行っている。
が、3週間もダラダラ過ごしてしまった僕にとってひとりで日帰りタスコは不可能に近い。
そんなわけで虎視眈々とタスコに行く同行者を探していた。
朝、「今日タスコ行くんですよ~」と言う人が居ても、何故かほとんど来たばっかりで、まだあまり話していない女の子ばっかりだった。
さすがに初対面で170キロ離れた街にショートトリップに誘う勇気はない。気軽にタコスを食べに行くのとはちょっと違う。
そんな時、世界一周中のバックパッカーのアッコちゃんがこれからグアナファトに行くか、タスコに行くのか迷っていた。
チャンス!
じゃ、一緒に行こうよと言う事で話が進み、2泊3日のタスコショートトリップと相成りました。
で、当日めっちゃ曇り。
バスに揺られること2時間半。ウンザリするほどの山岳地帯を越えた先に、小高い山にびっしりと白い可愛らしい建物が張り付いているタスコの街並みが見えてきた。
噂には聞いていたけど、すんっごい坂だ。サカテカス、グアナファトも坂の街だったけど、セントロは谷にあったので中心地は割となだらかだった。
でもここは、セントロは山の中腹にあるものだからどこに行くのも激坂を上り下りをする。
とりあえず、タクシーでガイドブックに乗っている宿を目指す。ちなみにこの街のタクシーは全部白のビートル。この街に良く似合う。
探してた宿は、細い路地の先にあったので結局歩いて探し当て、チェックイン。
こじんまりした部屋だけど、おばあちゃんが管理している居心地の良さそうな宿だった。
この日は軽く歩いて、一日を終えた。
次の日。
雲ひとつない快晴。めっちゃ清清しい。メキシコシティより標高が500mほど低いこの街は、朝晩が物凄く気持ち良い。
おばぁちゃんの配慮で、花が多く、たくさんの鳥達を飼っている。
これ部屋の前。良いところでしょ?
朝、角部屋なので扉を開け放つ。
すると気持ち良い風とがそよそよと入ってきて、花が揺れ、青い空と、白い建物が煌めき、鳥達のさえずりが聞こえる。
なんてこった。気持ち良すぎる。日本人宿ではしばらくこの感じを忘れていた。
朝は、パンとコーヒーを買ってきて宿のテラスでのんびり楽しむ。
さぁってブラつきますか。
白い可愛らしい建物ばっかり
石畳が続く
ちょっと足を伸ばし鍾乳洞へ
全長2キロ。往復2時間ってそりゃちょっと長すぎじゃ。
ハイビスカス始めました。
小さい街で、すぐグルッと一周できるけど全然飽きない。
何故か可愛いメキシコの野良犬。
いや飼われてんのかなぁ
よっしゃ。ちょっと山の上まで行ってみよう。
巻きながら、どんどん上がってく。
こっち行けんのかなぁ
上るほどセントロから遠ざかる。
結局山の裏側まで来ちゃった。
戻るべきか、強引に裏から山を越えてセントロに行くべきか・・・
とりあえず、迷ったら御免で山越えへ
ドキドキ
見えた~。カテドラル~
なんちゅう穏やかな時間
いや、なんとなく
カフェでのんびり
この綺麗な木の下夜来たら夜景綺麗そうじゃない?
で、来てみました
ちょっと伝わんね~か~
光がたんねぇ~~
って今度は光りすぎ。笑
コンパクトデジカメの限界ッス
金縛りにでもあったかのように、しばし見惚れる。
夜も部屋の扉を開け放つ。まさにこんな視線でベットがある
気持ち良い夜風が入る。
あっという間の2泊3日でした。
本日タスコ日和