専業主夫的 家族経営

~家族を経営するという考え方~

2010年 70mもの高さを誇るアメリカ大陸最大の遺跡 ティカル

 

暑い・・・。

 

もうとにかく暑い。
熱帯雨林特有のモワッとする暑さの中、僕らは広大なティカル遺跡の中を彷徨っていた。

 

しかも歩き方情報の「虫が凄く多いから、長袖、長ズボンで対策しよう」と言葉を鵜呑みにしたいたいけな僕らは、欧米人がタンクトップ、短パンで歩くなか、およそ場違いな格好で暑さに喘いでいた。

 

それでも朝のうちは、雲がかかり涼しかったが、最後の4号神殿に向かう頃には、幸か不幸かすっかり雲も取れ殺人的な晴れ間が広がっていた。

 

70mもの高さを誇るアメリカ大陸最大の遺跡であるティカル4号神殿。
正面の階段は未だに樹木で覆われて、真下から頂上を仰ぎ見る事は出来ない。
それ故頂上へ行くには脇の木製階段を使う。 

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当然汗が吹き出る。めっちゃ暑い。

頂上に着き、辺りを見廻した。

 

 

 

 

息を飲んだ。

 

 

 

 

鳥肌が立ち、それまでの汗が一瞬で引いた。

 

 

 

 

ティカルをいとも簡単に呑み込んだ熱帯雨林の荒々しい木々達は、ゆうに高さ20~30mに達する。

それが見渡す限り360度地平線の向こうまで続く。

これを見ると、まさに人間の力なんて本当ちっぽけなもので自然にはとてもじゃないけど敵いっなこない。

事実、このティカルも干ばつで滅んだと言う説が有力だ。

 

 

ただ鳥肌が立ったのは自然の凄さを感じたからじゃない・・・

 

 


見えるのだ。そこからマヤの力が・・・

 

 

人を決して寄せ付けない荒々しい木々の上に突如突き出たピラミッド上の神殿。

 

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それはまさに神の領域だった。

 

 


決して届くはずのない、届いてはいけない領域に達したバベルの塔

神しか見る事の出来なかった風景を、歴代の王たちは見る事を望んだのだろう。

 


「すげぇ。これが王が見た世界…」 

 

 

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時を忘れ、それまでの暑さも忘れその景色に魅入ってしまう。

 


この広大なティカル遺跡を見るため僕らは朝から5時のバスで遺跡へ向かった。

ビジターセンターからいきなりジャングルが始まり、遺跡のイの字も見れない。

鬱蒼と茂る熱帯雨林から聞こえる、猿や鳥の声。
ちなみに、ティカル遺跡は世界遺産文化遺産と自然遺産の複合遺産で国立公園でもあるから、その熱帯雨林は折紙付きだ。

 

まさに僕の想像するジャングルそのものだった。 

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ひたすら歩く。

と、突然背の高い木々の間から1号神殿が姿を現す。

 

いや、間からじゃない。

木々の上に神殿が姿を現す。 

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その仰ぎ見る姿はまさに圧巻だ。

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ジャングルに埋もれた遺跡は他の所でも色々見てきたが、これほど唐突に異世界に迷い込んでしまったかの様な錯覚を覚えたことはない

 

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その1号神殿とグランプラサと言う広場を挟み2号神殿が立ち、サイドに居住地区であるアクロポリスが広がっている。

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そう、このティカル遺跡のピラミッドはほぼ垂直的傾向で作らている。
それ故ジャングルに突然そびえる摩天楼の様な錯覚を覚える。

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中でも、この1号神殿はスマートで美しい。登れないのが残念。

今回思った。

ピラミッドは登ってなんぼだ。

それを思ったのは、この5号神殿。 

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とにかくむちゃむちゃ急。正面の石階段は登れないけど、横の木の階段から上へ登れる。

いや、階段じゃないなぁ。これ

完全に梯子。 

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高さ57mの梯子・・・。

「落ちたら死ぬよ」

本能はいとも簡単にそれを見抜く。

高い所は嫌いじゃないけど流石に怖い。

 

ここからも、4号神殿同様素晴らしい景色が眺められる。登ってしまったら、当然自分の居るピラミッドは見れないが、一番ピラミッドを感じられる瞬間だ。 

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ほぼ垂直。 

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でめっちゃよかった4号神殿。
上部神殿以外はジャングルに呑み込まれている 

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ハナグマ発見! 

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ジャングルでは蟻も多い。
たまに木の葉の重たさに耐えられず、パタッと倒れる。 

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こんなにもジャングルの中でも栄えたティカル。
最盛期には数万人規模の国家になったが、驚く事にこの周囲に川がない。雨季に降る雨を蓄え大切に使っていたと言う。
やがて干ばつにより滅び1696年に偶然発見されるまで、深いジャングルで眠る事になる

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