てっきりこのまま低地を走るのかと思ったら、またしっかり山突入。
どうやらこの国は最後の最後まで休ませてはくれないようだ
関係ないけど、しっかりガンダム付いてます。片腕負傷中。
別れ道。標識が少ないので、注意してみてないと迷ってしまう
実はこの時、本当は1本前の道を曲がるはずが、見落としここで修正
でも割と気持ちいい道で、素敵な寄り道的な・・・。
まぁ完全に強がりですが。笑
やがて小さな町を抜け、ぐーっと高度を落とすといよいよ国境が見えてくる。
バジェ・ヌエボ ~ ラス・チナマス間 国境
両替商が寄って来るので適当に交換。
次のエルサルバドルはUSドルをそのまま使っている。
信用あるし、使い勝手はいいし楽だ。
だけど、両替商が吹っかけてきてるのに、価値を知ってるので一発で見破れる。
それはそれでいいんだけど、やっぱりちょっと味気ない。
それでもこんなところではいいレートで交換出来るはずもなく、彼等も儲けてるはずだがなんとなくクリーンなイメージだった。
もっと、訳のわからぬ紙幣を握らされて、全く価値も何もわからない。なんて不安と高揚感が有ったほうが、なんとなく国境を越えるという実感が沸く。
それはさておき出国審査へ。
スタンプポンではい終了。
この国境は川を挟んで線が引かれている。その橋を越える。
エルサルバドル側の橋の上で、おっちゃんが手招きしてくるので止まると、
その人が、入国の係員だった。
青空イミグレ。世間話を交えつつ、このご時世に手書きでパスポート情報や滞在日を書いている。ちなみに入国スタンプはない
なんかのどかでいいなぁ
橋を渡ると、また青空チェックがあった。
なんて非効率な・・・。バシッとイミグレ建ててそこですりゃいいのに
係員のおっちゃんは90日のビザをオーバーしてないか念入りに計算機を使って調べてる。
上。2010年4月5日入国
下。2010年6月2日出国
・・・え?計算機使うまでもなくね?笑
一目瞭然で後一ヶ月残ってるじゃん!!
不慣れな人ならわかるけど、おっちゃん毎回ここでパスポートチェックしてんでしょ!?笑
うぅ~ん。のどかだなぁ・・・
まぁなにはともあれ5カ国目エルサルバドル入国です。
国境の町を抜け、商店で休憩。
やっぱ国境越えは気を使う。ここでルートやお金の確認
夕方に目的地のアウアチャパンに着いた。そこそこの町だったけど、ホテルが全然なく人に聞きまくってたら、自転車乗りの人が連れて行ってくれた。
ここが非常に面白い宿だった。
おばちゃんが非常に明るく迎えてくれて、部屋を見せてくれた。
お世辞にも綺麗とは言えない。でも安ければ・・・
って12ドル。
う~ん、結構すんなぁ。
それでも本当にホテルがないのでここに決めた
ちなみにシャワーこんだけ。笑
極めつけは、鍵が無いところ。
まぁ安宿に鍵がなく自分の南京錠でロックする所はザラにあるが、ここのはそうじゃない
なんとオートロック式の扉だ。閉めるとロックが掛かっちゃう。
始め<strong>「あぁそういえば鍵もらってねぇなぁ」っと思いおばちゃんに鍵を貰いに行った。
「鍵?あぁ。ウチないのよ」
「はっ?ない?なんで?」
「いや、始めは有ったんだけどね、みんな持って帰っちゃうのよ。そうすると鍵を交換しないといけないじゃない?だからないの。」
「・・・。」
「開けといていいわよ。私達の家族が誰か一人はここ居るし。それに私達は台湾からの移民だから安心して。日本人好きだし」
いやいやいやおばちゃん。そういう問題じゃないでしょう。
でもそう言われちゃ仕方ない。こんないい加減なところもあるんだなぁ
それでも直感信用できそうだったので、言われた通りに出掛けた。
町を一通り歩き、夕飯も済ませ帰ってくると、おばちゃんが
「あぁ、お帰り。今日は海鮮の炊き込みご飯作ったのよ。これ食べてみて。ちょっと、フランスパンも持ってきて」
既にお腹一杯だったが有難く頂く。
そのうち家族や友達も入ってきてわいわい盛り上がる。
こんな辺鄙な町にめったにアジア人ツーリストなど来ないのだろう。物凄く親切にしてもらった
ホテルのくせに、まるで民宿みたいな宿だった。
不思議で面白い宿だった
Cuilapa ー Ahuachapan 90キロ