国境ではいつものことながらトラックが長蛇の列を作っていた。
その脇をすり抜けてそろそろと進む。
コスタリカの国境で再びツーリストカード記入し出国スタンプを貰う。
ここはザ・国境の街と言った感じ
ごちゃごちゃしている
商店に入り、残りのコロンで買えるの頂戴と言ったらジュースをくれた
パナマ側のイミグレ。
ちょっと前のブログでも触れたけど、パナマは入国する時に航空券などの出国する為のチケットが必要だ。それを持っていないと使う使わないは問わず、バスのチケットを買わされる。
その為にダミーチケットなる偽の航空券の予約表を作っておいたのだ
でも、それもよく読まれたらアウト。所詮は不完全な予約表だ。
当然なにもチェックされずに入国出来るのがベストだ
そこで入国審査時、いつもやってるように目の届く所に自転車を置くのはもちろん、今回は係員からも見える位置に自転車を置いた。
そしてこれ見よがしにヘルメットをカウンターの上に置き、サイクルグローブを外しながらパスポートを差し出した。
めっちゃ自転車旅行者アピール。
職業は?
学生です。(は?なにか?笑)
パナマシティに行くのかい?
そうです。
と意外にもあっさりスタンプをポーンと押してパスポートを返された。
その間僅か15秒
え?それだけ・・・?
あまりにあっさりとした入国スタンプゲットに危うくそう言いそうになった。
歩き方ではツーリストカードを5ドルで購入とあるけど、それすらもなかった。
(なんの料金だか知らないけど、1ドルは払った)
チケットの有無は問われなかった。と、当然ダミーチケットの出番はなかった。
北米ではアメリカ再入国とこのパナマ入国がネックだと思っていただけに、この簡単な入国に肩透かしをくらいながらも
胸が高鳴った。まだ世界一周の半分も来ていないが、誰がなんと言おうとここが北米大陸の最後の国なのだ。
街のごちゃごちゃをよそに、うざい輩は一切いなかった。
パナマがUSドルをそのまま使う国なので、ここで物価のわからない旅行者からふんだくってやろうという両替商はいない。
そもそも、ちゃんとした銀行も建ってるし。
コロンも使い果たし、ドルも持っている僕はうきうきした気分の中さっさとパナマの第一歩を漕ぎ出した。
さすがパナマ。道路広い。2車線で路肩ありとは恐れ入る。
コスタリカも豊かな国だったけど、道路は狭く路肩が無い所がほとんどだった。
やっぱ路肩が広いといい
今日は11時からの走行だったけど、入国審査がスムーズにいったので問題なく70キロを走り街へと着いた。
不思議な事だけど、国が変わった一つ目の大きい町は大抵方向感覚が狂う。
言葉では説明しづらい。なんだろうこれ?同じような国々を走っているのに、やっぱり国が変わると、その国の独特の雰囲気があるようだ。
ようは、中心地がありそうな雰囲気を、入国したては掴みにくいのだ。不思議な事に。
次の町からは問題なく中心地に行けるのに。
まぁ標識がないのがそもそもの問題なんだけど
今回も、人に聞き聞きセントロを目指しら、全く予想と違った位置にセントロが現れて驚いた。
ともかくここまでくれがこっちのもの。
安宿に投宿して、町を歩いてみた
コスタリカ同様夜になっても人が出てる。
さらに活気があって安食堂なんかも夜まで開いてるので嬉しい限りだ。
こんなん。
奢ってもらっちた。いや、と言うか気づいたら払って貰っていた。
今回は僕が自転車乗りとは一言も言ってない。もっと言うならあまりこの人と会話もしていない。
食堂に入り、この人が食べていたプレートを頂戴っていったら
嬉しそうに
「これを食べるのか?そうかそうか」
とちょっと2~3語話しただけだ。
いつ、どこで聞いたか忘れたけど、パナマはアジア人をかなり下に見ると聞いたことがあった気がする。
それはパナマ運河を造る時に大量の中国人が投入され働いていた経歴からだと
でも、この奢ってくれた人を含めてパナマ人からそんなことは全然感じない。
おじさん。ありがとうございました。
まだ初日だけど、この国も好きになれそうだ。
ご飯の後はスーパーを覗いてみた。
国が変わると、当然置いてある商品も違う。
お菓子の美味しそうなの、ラーメンの種類、調味料、米などなど
そういう変化をみるのはすごく楽しい。
当然ビールの種類も違う
見て!!中央の圧倒的存在感
ここパナマで国産のビールが30円になった。なんてこったい。水より安いじゃん。
・・・ってことは
俺は貧乏旅行者だからこの国では、喉が渇いたらお金節約の為に水じゃなくてビールを飲まなくてはいけないって事になるなぁ。
じゃそういうことで・・・
ぷっしゅっ。
やっぱりこの国好きになれそうだ
VIVA パナマビール
Ciudad Neily - David 75キロ