緩いカーブを上がった先にそいつは突然現れた。
こいつを見たのはもちろん初めてだったし、写真ですら見たことは無かった。
だけど、一目見てそれだと確信した。
中米のゴールでもあり北米大陸のゴール。パナマ運河に掛かるラス・アメリカス橋。
ちょっと震えた。
その後、
全力で叫んだ
しゃ~~~~~~~!!!!!
アラスカからとうとうここまで来たのだ。そう思うと叫ばずにはいられなかった。
凄かった。圧倒的だった。
珍しく青空の広がった雨期の午後。この巨大な建造物は圧倒的な存在感を見せ付けてくれた。
数十センチ脇をビュンビュン走り抜ける車をよそに、この橋を満喫した。
すげぇ。なんだありゃ
未来都市や・・・。ぜってぇあそこ車空飛んでるよ
スラムっぽいやばそうな所を抜けると
きた~!高層ビル群。
日本で珍しくないものに感動した時は、どうやってこの感動を伝えればいいんだろう。
この中心地に2つの安宿がある。
・・・のだけど、事前の情報通り両方閉まっていた。もしかして一時的なものかもと聞いていたので、期待を込めて行ってみたが、やっぱりダメだった。
これはちょっと痛かった。
ここではちょっと滞在しなければならないので、キッチンが使える安宿は絶対に泊まりたかった。
滞在が必要とは、ここから南米のコロンビアまで飛行機か船のどちらかで飛ばなくてはならないからだ。
意外と知られてないようだが、パナマ、コロンビア間には道が無い。そこにはゲリラの巣窟のジャングルが広がる。
たまに命知らずが陸路で抜けるそうなのだが、ごく一部。
そして飛行機はいいとして、船。
こいつもなかなか曲者。フェリーの様なのじゃ全く無く、ヨットらしい。
しかも有志を募って、人が集まれば出発。みたいな。
しかも、しかも、3泊4日揺れっぱなし。のんびりクルーズとは程遠いらしい。
ひとりなら迷わず飛行機だが、後数日で自転車仲間の伊東心さんと合流して、南米の北部は一緒に走ろういう約束をしている。
そういうことならヨットも面白そうだ。
ただその有志の募る有名な安宿が、閉まってしまっているこの2件だったのだ。
後この手の宿は旧市街にあるそうなのだけど、今日は時間が無かったので新市街の外れにある歩き方に載ってる宿に投宿した
確かに悪くない
でも完全にラブホだなこりゃ
歩き方よ。ラブホを載せるんじゃない。笑
そんなわけで明日旧市街へ宿を求めて出かけます。
今日は疲れたからあんま歩かなかったんだけど、こんな標識ありました
えっ、えっ、えぇ~!
なんかもどかしい。でもなんかほのぼのでいい。
San Carlos - Ciudad Panama 101キロ