いいよ、いい。
すげぇいいわ。
コロンビア。
なんだこれ。
すげぇ染みてきた。
ヒーローか?俺等はこの国ではヒーローなのか?笑
メデジンを金曜日午後に出発して、土日はもろアンデス山中で迎えることとなった。
前々から聞いていた情報によると、週末、特に日曜日は走らないほうがいい。との事だった。
それは平日は働いて、仕事の休みの日曜は、普通の人が小遣い稼ぎで山賊に変わると。冗談のような本当の話が実際ある
確かに治安の悪い地区はそうしたほうが良さそうではあるが、僕等の走ってるところは、治安は問題ないし、そのまま土日もアンデスを走っていた。
噂には聞いてはいたけどさ、すごい自転車乗りの数なのよ。週末。
みんな声を掛けてくれるし、ちょっとでも休憩で止まろうもんなら、どんどんと他のサイクリストが集まってきて質問の嵐になる。
特に皆アンデスのきつさを身をもって体感中だから、そこにめちゃめちゃ荷物を積んだサイクリストが現れたら、本当に「頑張れよ~」と声を掛けてくれる
街の商店で休憩中も、「おいこいつらはアラスカから来たんだってよ~」「本当か!?すごいなぁ」とわらわらとものすごい人だかりが出来る。
頻繁に車やバイクから声援が飛ぶ。
みんな自転車旅行を称えてくれる。
それに高齢者にも優しい。
メデジンで乗ったメトロでは席をせっせと譲ってたし、
足の不自由なおばあちゃんに手を差し伸べ
「どこにいくんですか?」
と道を渡るのを補助していたのが、貧しそうな男の人だったから驚いた。
長らく南米最悪の治安を誇ってきたコロンビア。
現大統領の努力で急速に治安は改善されたけど、人の良さってのはきっとずっと昔からあり続けるようだ
で、コロンビア美人は有名な話
街もコロンビアは面白い。山奥に差し掛かかり何にもなくなると、思ったら山の腹這いに突然街が見えてくる。
どうやれば、この街はこんな所でこんなに発展するんだろうと不思議に思う。
それがまたどこもいい町でさ。小さくて可愛くて
間違いなく観光客のこない小さな町で、僕等を見つけると嬉しそうに
「なんでこんなところにいるんだ?どこから来たんだ?何だって!?自転車旅行!??」
みんなニコニコ。ニコニコ。
自転車好きでニコニコ。ニコニコ。
すると僕等もニコニコ。ニコニコ
好きになるなるコロンビア。
396日目 Medellin - Caidas 28キロ 標高1500m→1700m
397日目 Caidas - La Felisa 104キロ 標高1700m→2300m→600m→725m