もっと気軽にアウトドア

自転車で世界一周した父が、家族のために気軽なアウトドアに奔走します。

2010年 エクアドルでブエンプロベッチョ

翌朝美紗ちゃんが出発した1時間後に僕等も国境を目指した。

イピアレスの町からは4キロほどで国境。すぐ着いた。

イミグレーションには長蛇の列が出来ていた。

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「あれ?美紗ちゃんじゃん!?」


キトでの再会を約束していたのに、もう再会してしまった。

聞けば、コレクティーボに乗っていたコロンビア人が案内してくれたが、その人はイミグレを通さずエクアドルに案内してくれたらしく、時間が掛かってしまったらしい

 

並ぶのに時間は掛かったが、無事3人ともすんなり出国スタンプゲット。

残りの500ペソ(25円)でオレンジを貰って国境の橋へ

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楽しかったなぁ。コロンビア。独特の空気をもつこの国は本当に居心地が良かった


次はどんな国だろう・・・


ほんじゃ行きますか

 

11カ国目。

 

エクアドルっ 

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入国っだ~~~~~~~!!!

 


こちらも簡単にスタンプゲット。ツーリストカードもろもろなし


国境のインフォメーションでエクアドルの地図を貰い出発


まずは首都であるキトを目指します。約240キロ

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道はすこぶる快適

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この頃は、昼はラーメンを作ってたけど、エクアドルの食はどんなものかと思い、食堂へ

まぁ大体コロンビアと一緒。

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ジャガイモとトウモロコシのとろとろスープと、肉、ご飯、サラダが乗ってるプレート

だだやっぱり物価は安くなった。コロンビアでは2.5ドル~3ドルくらいしてたのに、ここでは1.75ドル。

これだけのボリュームならば充分だ。

話は変わるが、こういう食堂の場合、自転車が見えるように入り口近くの席に座っている。


「ブエン プロベッチョ(良い食事を)」

 

えっ!?今俺等にブエン プロベッチョって言ったんですかね?

 

うん。たぶん・・・

 

「ブエン プロベッチョ」

 

 

「ブエン プロベッチョ」

 

 


すごい。入る人、出る人みんながみんな「ブエン プロベッチョ」と言ってきてくれる。

 


中米でもたまに言われてたけど、こんなにスタンダードにみんな言ってきてくれるとは。

 

こういった挨拶が出来る国って素敵だな

 

昼休憩の後、スポークが折れた。

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むしろホッとした。最近の異音はこれだったのか。
サクッと直し走り出す


擦れていない子供達に出会えるのも、自転車旅の利点だな

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それにしても・・・

 

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南米を北上してきた光さんが言ってた

エクアドルの坂の傾斜はきついですよ。」

確かに傾斜がきつく、ひたすら真っ直ぐ貫いている。

下が見えない下り坂。その先に壁のように待ち受ける上り坂

こういう時は当然下り坂の勢いを利用して上り坂をかせぐ

幸い道がよく、直線だ


うおっしゃ~~~


ガタガタガタ

 

やべぇ。さすがにスピード出しすぎだ。ブレーキをかけ・・・

 


ん?

 


時速75キロ・・・?

 


ぱたぱたぱたぱた

 

 

うお~~~~!!!いったれ~~~~~!!!

 

 

ガシャガシャガシャガシャ。

 


思いっきり踏みまくったお陰で坂を一気に上りきった。

 


で、記録

 

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時速81.9キロ。僕の生涯最高時速。

エクアドルの斜度恐るべし

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夕方、ボリバルの町に着きセントロにて宿を探す

エクアドルはコロンビアみたく国道沿いにはあまりホテルはないようだった


手ごろな宿を見つけて投宿


夜、明日の朝飯のパンをパン屋で買っていると

小さな女の子が入ってきて

 

「ブエナス ノーチェス」

 

としっかり挨拶をして入ってきて、買い物をしていたのにこれまた驚いた。


この国の人には挨拶がしっかり根付いているんだな。


コロンビアほど自転車に乗ってるときの、「どこに行くんだ?」みたいなのは少ないし、ちょっとシャイな印象を受ける。


でも、普通に町を歩いたり、ご飯を食べている普通の時に、普通に挨拶をしてくれる。


本当に挨拶って重要なんだなって改めて思い感謝する


普通が普通じゃない時代。たくさんの挨拶を耳にするこの国も好きになれそうだ

 

413日目 Ipiales - El Bolibal 70キロ
     標高 2805m→2670→3180→2510m

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