キトには日本人宿ではないけど、日本人の定宿として有名なスクレと言う宿がある
かつては大勢の日本人が占める宿だったが、3.5ドルという安さから世界中のバックパッカーが集まり、イカレタ奴や盗難が多いという理由から何週間も日本人が居ないという状況もあるらしかった。
それでも、他の宿より日本人がいる可能性が高いし、イピアレスで再会した美紗ちゃんともこの宿で落ち合う事になっているので、当然の如く僕等はスクレへやってきた。
運良く僕等が着いた時には、大勢の日本人が滞在していた
そのみんなで翌日赤道記念碑へと向かった。
ちなみに赤道は昨日跨いでしまっている。
だけど、道路上にはモニュメントがなくて全然南半球に来たという実感がない。
そんな訳で、今日は南半球からちょっと北上して赤道を跨ぐ。
いいのだ。こういうのは心意気だから
バスを乗り継ぎワイワイとみんなで向かう。
でやってきました。赤道記念公園。(心さんは体調不良で不参加)
そして・・・
赤道!!
さすがに感慨深かった。
地球上で最も北の果て北極圏から、地球の真ん中の赤道へ
やって来たのだ
自転車で。
人はよく言う。
旅に出ると自分のちっぽけさが解るって。
でも、ごめん。
しばらく調子に乗らないから、今日は言わせて
すごいじゃん。俺。
00度00分。赤道。2010年8月27日撮影
ってあの頃の俺が赤道に立ってる俺の写真を見たら褒めてくれると思う。
66度33分。北極圏。2009年7月24日撮影
ちょっと感慨に浸る。地図を見て感慨に浸れるのは自転車乗りの特権だと思う。
・・・・。
え?そうですよ!
ここの赤道記念碑の線は本物の赤道の線じゃないですけど、なにか!?笑
なんとも、こんな立派なモニュメントを作っちゃった後に、再計測したら本当の赤道は数百メートルずれていた事がわかったというのは有名な話。
・・・・。
エクアドル政府許すまじ。笑
こんな文章書いて、こんなに感慨に浸って、
赤道でもなんで~~~~~~もない、ただの線を跨いで写真を嬉しそうに撮ってる俺。
どうか哀れまないで下さい。
まぁ良いのです。こういうのは心意気だから
・・・・。
エクアドル政府許すまじ。笑
まぁ楽しんだもん勝ち。みんなでわいわいと赤道を跨ぎ、笑いえるならこの赤道もまんざら嘘じゃない。
赤道記念スタンプをパスポートに貰う。(本当はパスポートに押しちゃダメなんだけど)
赤道上遠心力が左右対称に掛かるので、釘の上に卵が立つ。
まぁここは本当の赤道じゃないですけど。笑
赤道上では遠心力の関係で、体重が軽くなる
まぁここは本当の・・・もういいか。
赤道記念公園の中はお土産屋さんやレストランが軒を連ねる。
不意に目に入る
CUI ASADO
クイ?行っとく?
クイとはペルーやエクアドルのアンデス高地で食べられるというデカイねずみ。
せっかく大人数にで居る時に食べる事にした
で、待つこと数十分。
クイ君登場
けっこうリアルです
さすが南米のつわもの旅行者達。可哀想とか、気持ち悪いとか一切出ず、興味心身に食べ始める
どう?
うん。ちょっと脂っこいけどいけるね。チキンに似てる?
うんうん。野鼠や変なゲテモノより食べやすい。
あぁ。でも脂が凄くてやっぱ臭みも若干あるなぁ
あっ。でもこの顔の頬の部分めっちゃうまい。かぶりついてみ
うぁ。ここめっちゃうまい。
ちょっと脳みそ覗いてみようよ。
バリバリバリ。
あっ。これだよ。これ。どれどれ。
うん。かに味噌みたいで旨いよ。
みんなで楽しくしっかりとお命頂戴致しました。
で、総合評価
まぁ記念食いの一回でいいかなぁって感じでした。
クイは大きいので一人ではとても食べれない。大勢で楽しく食べるものだね。
本当はこの公園の外に本当の赤道上に立つ博物館があっていろいろ実験が出来るそうなんですが、充分満足したのでそのまま南半球へ帰宅。
夜の街をふらつき、(後日紹介しますが、キトの街並みは本当に綺麗)
ダンスと音楽を楽しみ、宿にて酒盛り
旅。してます。笑
なにはともあれ・・・
南半球突入だ~~~!!!!
416日目 Tabacundo - Quito 69キロ
標高2765m→1940m→2200m→2110m→2750m
417日目 Quito