もっと気軽にアウトドア

自転車で世界一周した父が、家族のために気軽なアウトドアに奔走します。

2010年 温泉リベンジ!!カハマルカはインカ風呂

トルヒージョに着いた次の朝すぐ自転車を宿に預けて、バスでカハマルカへ向かった。

友達が来るのが3日後。その間トルヒージョで過ごしても良かったのだけど、カハマルカにはインカ帝国最後の皇帝アタワルパも度々足を運んだという折り紙付の温泉があるのだ。


そう、今回は

 

温泉リベンジ!!なのだ

 

エクアドルの温泉の雪辱を晴らすべく、片道6時間で再びアンデスに舞い戻るという暴挙に打って出た。

あっ、当然バスです。よろしく。笑

宿の兄ちゃんにカハマルカへバスを出してるバス会社の場所を聞き向かう。

何時に出るのか全然知らないが、6時間って事は午前中の便もあるはずだ。

バス会社まで歩いていき、尋ねてみる


「あの~、カハマルカまで行きたいんですけど」


「はいはい。今日ですか?12時15分発と夜の9時半発がありますけど」


「えっと。もっと早く出るのとかは・・・?」


「ありません。一日2便です」

 

・・・仕方あるめぇ。ここまで来て引き下がれっか。



「あっ、じゃ12時ので」


うん。まぁこれで今日はめでたく完全移動日になってしまった。

着くのは6時過ぎだから今日の温泉はもう無理だ。

仕方ない。これはあくまでリベンジなのだから多少きつくても行くのだ

バスは前半は昨日と同じ砂漠地帯。後半はアンデスの山に激しく向かっていった。

バスなのにこれから上るであろう、道が遥か上に見えたとき。


うげぇ。あそこまで上んのかよ~。


と思ってしまう。職業病


やがて山に囲まれた盆地に街の明かりが見えてきた。カハマルカの街だ。


バス会社に着いた時はとっぷり陽も暮れていたけど、7時前だったので歩いてセントロに向かう

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オレンジの街灯が暖かくて、綺麗でいい街だ

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セントロの宿に投宿。明日の温泉に備える

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~~翌日~~


コレクティーボ(乗合いバン)を街角で捕まえ、早速バニョス・デル・インカ(インカの温泉)へ向かう

20分ほどで到着。ここがインカ風呂

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チケットカウンターがあるのだが、色んなタイプの浴室があるらしく一筋縄ではいかなそうな雰囲気。

カウンターのおねえちゃんに「で、どこにするの?」といわれ

目に付いたインペリアル(皇帝)を指定。皇帝ってくらいだから下手はされないだろう。
5ソル

中に入るとなるほど左右に個室風呂が立ち並んでいる

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インペリアルの標識を見つけて係員に聞く


「で、どうすりゃいいの?」


「今ね135番目なんだよ。君のは175だから後1時間後くらいかな。先に施設見学してきなよ」


今日は日曜日。順番待ちがあるらしい。時間がかかるダルさよりも、ちらっと見えたインペリアルの個室風呂がしっかりしてた事に、安堵し、言われた通り先に施設見学をしてくることにした。


園内にはこんな感じで湯畑が広がっている

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白い湯気がもくもくと立ち込め、温泉の匂いが辺りを包む

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触ってみると当然熱い。これはかなり期待が持てる。


一通り廻ってみる。プールやれなんやれがあるにせよ個室風呂の違いはほぼ無いように思えた。

 

で、一際古いこの温泉こそが、インカ最後の皇帝アタワルパが浸かり、そしてこの場でスペイン人征服者フランシスコ・ピサロに捕らえられたと言う温泉だ。

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歴史っすなぁ。早く温泉入りたい


施設見学も終え、さらに待つこと30分いよいよ僕の番がやってきた

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一回一回お湯を抜き洗ってくれます

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で、湯を張るのよ。

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わかる?この嬉しさが

で、いよいよ入るわけよ

 

 

 


完全に魂抜けちゃう声がでる

 

 

 


ここマジ最高。

 

 

 

不思議だった。インカ帝国の首都は遠く1000キロは離れたクスコ。これをわざわざあの険しいアンデスを越えて、何度も皇帝が足を運ぶだろうかと

 

 

 


運ぶわ。こりゃ。ここで囚われちゃうのだって仕方ないね。こりゃ

 

 

 


お湯と水の勢いは自分で調節出来るので丁度いい温度にキープ出来る。
しかも気温が涼しいので、まさに温泉に適している。

 

 

 


本当に気持ちよかった。グアテマラもいい温泉沢山あったけど、ここも本当に良かった。

 

 

 


リベンジは大成功を収めた。

 

 

ただ、行くとしたら混雑してない平日がお勧め。もうちょっとゆっくり疲れればベストだったけど、この混雑具合じゃそうは言ってられない。午前中はまだましだったけど、 僕が出る頃は、ものすごい混雑ぶりだった

 

カハマルカの町に戻ってきて、皇帝アタワルパが幽閉されてしまったクアルト・デ・レスカテに足を延ばす。

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(といってもセントロのど真ん中にある)

温泉からここに幽閉されたアタワルパは手を上にあげて壁に線を引いた

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向かって右側。なんか垂れ下がってる下に実際に線がまだ見える。

こんな感じに

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自分の解放と引き換えに、この高さまで金銀を集める事を約束。
だが、最終的にアタワルパは処刑される

 

温泉の後に歴史を感じるのは悪くない。

 

が、なんかすげぇ疲れた。

 

風呂ってすっげぇ体力使うのね。

 


知ってたけど、こんなに風呂で疲れたのは初めてだ。
久しぶりだったからなぁ

 

その後、昼寝ですっきり回復。風呂と昼寝はワンセットだな


ここもコロニアル都市。落ち着いてていい感じ

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丘の上へ

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ここのトゥクトゥクはかわいいなぁ

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市場を歩いたカハマルカ散歩

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本当は近隣に面白そうな所が無いわけじゃなかったけど、ツアーじゃないと行けないのと時間がないので、今回は温泉と町ブラのみ

でも充分楽しめた。

翌日の11時のバスで再び来た道を揺られる。

 

2泊3日の温泉リベンジ

 

439日目  Trujillo - Cajamarca バス移動

440日目 Cajamarca

 

          

 

 

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