温泉からトルヒージョに帰った翌日の昼過ぎ。集合場所と決めておいたホステルでサヤカちゃんと再会した。
サヤカちゃんはグアテマラのアンティグアで出合った中南米を旅する旅人。
残念ながら諸事情によりサヤカちゃんの写真を載せる事は出来ない。
でも諸事情を詳しくお伝えできない事の方が残念だ。
とにかくあっと驚くユニークな諸事情を抱えているサヤカちゃんと、ここトルヒージョで再会した。
町を散歩して、お茶して、夕飯はサヤカちゃんが数日後の帰国になるので、郷土料理が食べられるという、ちょっとお高めのレストランでセレブ食事。
優雅なひと時でした。
チャリダーやバックパッカーにもこういう時間って絶対必要だ。
でお会計時。
サヤカちゃんが、僕がこの先の自転車の長旅だからここは私がと、制され結局ご馳走になってしまった。
すみません。本当にご馳走様でした。
ちなみにサヤカちゃんは2コ下です。
カッコ悪。俺。
・・・。いや本当すみませんでした。
日本に帰った日にゃ、がっつり奢らせて頂やす。
で、翌日はコレクティーボを乗り継いで太陽と月のワカに行ってみた
まぁ平たく言えば遺跡なんだけど、歩き方をロストした為詳しくはあんま覚えてないっす。
こんな感じ。これ月のワカ。
奥の三角錐の山はピラミッドではなく普通に山です
こんな感じ。
綺麗に修復
主に身分の高い人がここに住み、宗教的、政治的に使われていたんだと。確か。
で、こっちが太陽のワカ。
確か要塞として使われていた。
全てを見学し終えてトルヒージョまで帰ってきて、宿でのんびりしていた。
宿で飼われているインカドック。チャンチャン。女の子。
めちゃめちゃ愛想のいい子です。
「夕飯どうしよっか?作る?」
そう、この時いろんなやり取りがあったと思う。で、出た結論
「カレーが食べたい」
・・・カレーっすか?カレーね。カレー。
・・・ふむ。
いや、確かに食べたいけどさ~
サヤカちゃんとはアンティグアでも一緒にシェア飯を作っていた。
サヤカちゃんとの料理の時は僕に料理の主導権を任される。
当然カレーのルーなんてこんな所にゃ売ってない。つまりカレー粉から作るわけだ。
ただ作れないわけじゃない。何回か旅人か粉から作るカレーを見てきたから。
だが、しかし・・・
自分が主催で作ったことがないから、正直どこに着地するのか全く見えてこない。
「カレーは、明日美紗ちゃん来るから明日美紗ちゃんに作って貰う事にして、違うのにしない?」
「え~。そうですかぁ。岳さん作って下さいよ~」
仕方ない。腹くくるか
で、メルカドとスーパーに買出しに行く。
かつて無いほど、レジ袋が重く感じる。
実際の重さじゃない。着地点の見えない料理に非常にプレッシャーを感じていた。笑
午後5時調理開始。
赤ワインを飲みながら、のんびり作っていく。
こういうのって贅沢な時間だよね。
パックの安ワインでも、ワイングラスがあるとちょっと高級感があっていい。
あっ、実際南米はパックの安ワインでも美味しい。ってか俺は好き。
【買った食材】
玉ねぎ4コ。人参1本。ジャガイモ大2コ。豚バラ300gくらい。にんにく少々。トマト3コ。カレーパウダー。バター。
まず、玉ねぎ2コを薄く切り、大量のバターでよく炒める。
キツネ色になりさらに炒めた所で、カレーパウダーを適量投入。ちょっとスパイスでニガッってなるくらい。
これでルーが完成。
右のがルーになります。
後は通常のカレーの手順。小麦粉を入れないので、ジャガイモを気持ち小さめに切ってとろけさせる。
肉、野菜を炒めたら水をヒタヒタに入れて、コンソメ(コンソメだと思ってたらクミンでした。クミンでもOK)を入れて煮る。
ルー投入。
そこからが、味を調える。
塩、チョコレート、赤ワイン、牛乳(と思ってたら甘いミルクだった)。まぁ適当。あるもので良さそうなの入れました。
ちょっとちょっと
なんかちゃんとしたカレーぽくない?
ジャガイモが溶けてとろみがついたところで。
かんせ~い。
どれどれ
うま~~い!!!
えっ。ちょ、なにこれ。めっちゃ美味いんですけど。
まさかここまでちゃんとしたカレーに仕上がるとは思わなかった。
さやかちゃんも、
「岳さん。これ女の子落とせますよ」とお墨付き。笑
とにかくミッション無事終了。
どうも、お粗末さまでした。
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