ナスカに着いてから4日目。いよいよセスナで地上絵を見に行く事になった
それまではなにをしていたかと言うと
インカ時代の遺跡をみたり
これまたプレ・インカ時代に造られた、地下水路を見に行ってた
こんな感じに渦巻き状に造られており
現在乾季で、近くを流れている川はこんなにもカラカラに干上がってるのに
渦巻きの底には綺麗な水が流れている。
30キロ離れたアンデスから引いてるという。
地上に出すとすぐ蒸発してしまうので、こういう造りをしてるらしい
しっかし、すっごい数がある。こんなにも水汲み場が必要だったのだろうか。。。
後は、これからのアンデスに備えての体力回復と、買出しなんかをしていた。
で、今日はいよいよセスナで地上絵を見るって話
朝、10時半。ホテルまでピックアップ。
30分遅れなんて当たり前。
郊外にある飛行場に着き、パスポートチェックをうけ、セキュリティチェックを受ける。
たぶん待ったりするんだろうなと思って暇つぶしの本を持ってきたけど、
トイレに行くのもままならないままセスナに案内される。
で一気にテイクオフ!!
ガタガタガタガタ。。。。
めっちゃ揺れる!
で、まず見えてきたのは
クジラ!
すごい!本当にクジラだ。こんなにもはっきり見えるんだ。。。
よく消えずに残ってたものだ。
だって近くにはこんな川の流れた跡が広がる。
いや、もうだいぶ消えちゃってるのかな
でた~~~!!!宇宙人
さる
さるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさるさる
すごい。ほんとうにすごい。
犬
あっ、、、
このハチドリめちゃめちゃ鮮明。
ちなみに両方の人が見えるようにセスナは右旋回と左旋回をしてくれる
激しい揺れのなかこの旋回を繰り返すセスナはなかなかハードだ
もう既に隣の子はぐったりしている。
で、言われればはっきりわかる地上絵だけど、広大な平地の中からよくこれらを見つけたものだ。
写真を撮るのも一苦労。通常の倍率で撮ってもなにがなんだかわからないから倍率で撮るけど、とにかく揺れるセスナ。
全く見当違いの場所を撮っているなんてざらだった。
続いては・・・
見えるかな?
蜘蛛!!
この蜘蛛。左足が一本横に長く伸びている。
この蜘蛛はアマゾンに生息するリチヌレイと言う蜘蛛で体長4mm~10mm程で、第三脚が生殖器になっているのが特徴の蜘蛛だ。
ただ、この第三脚。顕微鏡を使わないとみる事が出来ず、当時のナスカの人々が知る事は不可能だった。
以前見たテレビでこんな風に紹介されていたこの蜘蛛を僕はどうしても見たかった。
その他にも50キロに及ぶ正確な三角形も近年発見された。
これは上空900kmの地点じゃないと確認できないと言う。成層圏の遥か上
やっぱナスカすげぇよ。
謎だらけ。
コンドルもカッコいい
すごい!
フラミンゴとオウムは、肉眼でもよくわかんない形をしてたので写真なし
隣の子はいよいよカメラすら構えなくなった。
この前自転車で寄ったミラドールの手と木。
あっという間の30分のフライト。
短いかなと始め思ったが、これ以上やるとさすがに気持ち悪くなりそうなのでこれくらいが地上絵を楽しめるリミットで丁度良かった。
まぁ隣の子は・・・
よく落ちるセスナが無事に地上絵のフライトを終え、地上に戻ってきた。
大満足の地上絵観察だった。
ミラドールよりより多くの地上絵がはっきり見えた。
だけど、自分の足でみたあのミラドールの絵が一番感動した。
ナスカ。これで思い残す事は無い。
感慨に浸ってると、隣の美紗ちゃんがぐったりとしていて、セスナを降りたて腰砕けになっていた。
そして一言絶叫
もうセスナなんて二度と乗らない!!!!!
お疲れ様でした。笑
473日目 ~ 475日目 Nasca