プキオでのんびり3日間を過ごしたのに前日夜にパッキングに追われて寝不足なのは長期旅行者の性と言うかなんと言うか・・・
そんなこんなでクスコに向けて出発です。
次の町は186キロ先のチャルワンカ。
町間遠過ぎ。笑
そりゃ食料大量購入すれば前日のパッキングに時間がかかると言うもの。
プキオの町を抜けるとずっと上りだったけど、気持ちのいい風景が広がる。
牧草地の中を川が流れ、子供達のはしゃぐ声に草を食む牛。
天気は薄曇りなが充分太陽の日差しを感じ暖かい。
なんて気持ちのいい風景なんだろう
それにしても今日の上りはしんどい。食料の重たさや、標高の高さもあるけど完全に寝不足だ
4時半まで走って、本日のお宿に向かいます
はい。本日のお宿は360度パノラマ、川の跡地です。
雨期ではNGだけど、今はカラカラ乾季なのでここにテントを張ります
ちなみに標高3900m。
夕方の気温マイナス4度。
いよいよ来ました。氷点下野宿。
寒いけど、空気が澄み渡り、耳鳴りがするくらい静寂に包まれる。
ご飯を食べ終わる頃には満天の星が輝きだす。
震えるくらい寒いけど、標高が高い氷点下の野宿はまた格別だ
さて翌日。テントの中でさえ氷点下だったけど、太陽が出れば一気に気温が上がる。
野宿の時の行動パターンは日の出の5時半に起床。日没の6時半にはご飯を食べ終わり、8時ごろには就寝。
自転車旅を始めた頃、7時を過ぎないとお腹も空かないし、12時を過ぎないと寝れないし、丁度そのくらいに寝るのが自分にとってのベストだ。
と豪語していた美紗ちゃんも最近じゃ6時前でもお腹が空くし、就寝が9時になろうものなら、
「ヤバイ。もう9時だから寝ないとね」
と言っている。笑
日の出と共に目を覚まし、日没と共に行動を終える。
国が定めた時間と言う概念を消し去る。
日本で生活してたら絶対ありえない事が
山深いアンデスではそう過ごすのがもっとも自然で気持ちいい。
あっ、ちなみに歯磨き中っす。
ご飯を食べ終え歯磨きをする頃には既にポカポカ天気。
気持ちがいい。
羊とアルパカの群れを発見
もうアルパカさん可愛すぎるんですけど。
抱きついてモフモフした~~~い
そんな穏やかな放牧風景を見ながら休憩
うむ。贅沢なり。
あつ~い。てか空が青~ぃ
ナスカから200キロ地点。
美紗ちゃん死す。笑
こんな体勢で写真を撮れるくらい、周囲に何もなし。
標高4190m。
地図によるともうボチボチ2回目の峠なんだけど・・・
で、
きた~~~~!!!湖だ~~~~~!!!!
二人ともめっちゃテンション上がった。
そりゃそうだ。空の青さもさることながら、湖の青さが半端じゃない
世界はなんて綺麗なんだろう。。。
必死に上って来た僕等には、他の誰よりもこの湖が青く綺麗に見えたはずだ
その後しばらくは4000mの高原を走り抜ける
アルパカめっちゃいる
だからあんたたち可愛すぎ
なんか美輪さんみたいのがいる~。笑
きっと幾戦もの毛刈りを間逃れた歴戦の猛者に違いない。
吸い込まれちまいそうだ
日没迫る。アルパカ帰る。
ネグロマヨという小さな集落についた。
水補給。集落では大きいボトルは売ってなく、600mのボトルを大量購入。
この日は12本。その他手洗い水や調理用水を分けてもらう。
ここで暮らす子供。
乾燥と日差しで、肌が黒く乾燥しているのが高地に暮らす人達の特徴
写真を撮っていい?と聞くと快く了承してくれた。
旅行者どころか、他の村ともほぼ交流が無いんじゃないかと思われる小さな集落。
僕等を見て恥ずかしそうにしながらも興味津々
今日はこの集落の集会所のスペースにテントを張らしてもらう。
4300m。当然今日も氷点下
集落には電線から電気を引いている筈なのに、どの家にも明かりは灯らず真っ暗だったので、この日も星がすこぶる綺麗だった。
そうそう、実はカメラをリマで受け取った。
パナマの首絞め強盗にカメラを撮られて以来、南米は初期に使っていたカメラでしのいでいた。
だけど、せっかく首絞め強盗に会ってカメラを取られたのだからと、その時よりもちょっといいカメラを購入。日本から送ってもらっていた。
で、なにが言いたいのかというと、実はあまりまだ使い方をマスターしていなかった。
8秒しか開けないと思っていたシャッタースピードが実は60秒開ける事に今日気づいた。
で、試しに30秒開き星を撮ってみたらこうなった。
部屋を暗くしてご覧下さい
4000mの星空。とにかくもうめちゃめちゃ綺麗だった。
483日目 Puquio - 180キロ地点 25キロ
標高 3110m → 3900m
484日目 180キロ地点 - Negromayo(230キロ地点) 51キロ
標高 3900m → 4390 → 4280m