ボリビアでの一泊旅行を終え、僕等はプーノ観光を楽しんだ
土日に路上に立つ市をふらついたり
晴れた気持ちいのいい日に、サンドウィッチを作って湖畔までピクニックに出掛けたり、
セレブにパンケーキでブランチしたり
そしていよいよウロス島へ出掛けた
雨期に入ったこの時期。午後はかなりの確率で雨が降るけど、
この日はどんぴしゃ朝からシトシト雨
しかもめっちゃ寒い
船に揺られる事約30分
ウロス島が見えてきた
まるで遊園地のアトラクション
トトラという葦を重ねて浮島を作りそこに生活をしている
「ウロス島」と言ってもひとつの島ではなく、大小様々な浮島の集まりを指す
そこに数家族から数十家族が暮らしている。いわいる集落で、島ごとの村長さんが居るらしい。
上から観るとこんな感じらしい
船が着き、トトラに乗るとそこが確かに水の上と言う実感が沸く
フワフワしている
凄い。本当に湖に浮いてる。
ウロス島についての説明を受ける
トトラを束ねて島を作る。トトラは植物だから当然水に浸かってる部分から腐っていくので、定期的にトトラを積み重ねている
その上にトトラで出来た家を作り、
トトラで船を作り、
トトラを燃やして食事を作り、更にトトラはそのまま食料になったりとまさにトトラづくし
そこに土を轢いて畑を作り、
生簀を作り魚を飼い生活をしている
確かに湖の上
そんな驚く事ばかりのウロス島だけど、当然かなり観光地化されている
島についての説明が終わった後、2~3人に別れて島民の家に案内される
生活について見せましょうと言うのが建前と言うのは誰にでもわかる
まぁ当然こうなりまさぁなぁ
でも、誰との取り決めか知らないけど、写真はいくら撮ってもチップは要求されない
お買い物はこちらのご婦人に任せて僕はさっさと退散
やぐらに登ると・・・
こんな感じにトトラの群生地に島を作ってるのがよくわかる
可愛い島がポコポコと浮いている
しかし寒い。
この後次の島に移る
その手段としてこいつに乗ることが出来る。
ガイドはしきりにこいつの良さを力説。別料金10ソルを取ろうとするが、
僕等は0.2秒で屋根付のボートに即決。
この雨の中このくそ寒そうなトトラ舟には10ソル貰っても断りたい
体温の高いこういうの大好きそうな欧米人でさえ、皆ボートに乗り込んだ
次の島はレストランやお土産屋のあるツーリスッティックな島だったけど、
さすがにこれには驚いた
『郵便局』
トトラの浮島の浮かぶ世にも珍しいウロス島
思っていた通りの観光地化の激しさだった
それもそのはず。
植村直己さんの本で書いてあったが、当時植村さんがここに来た時も既に物凄い観光地化に衝撃をうけたらしい
それでも植村さんは、夜にこのウロス島に忍び込んで住人と一夜を明かした
現在は忍び込むまでもなくトトラに泊まれたり、テントを張ることも可能だという。
そんなワクワクすることも少なくなったチチカカ湖かもしれないが、
かつてスペインにプーノを追い出された先住民が、なんとかして湖に浮島を造りそこで生活を始めた。
そのウロス島から、戻ることの出来なかった故郷のプーノの町を眺めるのはなかなか深いものがある。
僕は割り切ってウロス島に行ったので充分楽しめた。
後で聞いた話だと、このウロス島でWifiが使えたという話を聞いた。
植村さん。すげぇ時代だよ
523日目 ~ 525日目 Puno