さて出発
実は今ちょっと軽量化&コンパクトに力を入れている。
こんかいお別れする子達はこの子達。
正直お茶バックにしていた巾着袋はかなりなやんだけど、重要度が低いのと分厚さ雨に濡れた時の物凄い吸水性からお別れとなった。
こんな感じでサンチャゴ以降対して重くないのも捨てている。(出来るだけあげたり、食べたり)
まず始めたのは調味料。新たなのは買わずにあるものだけで、ここまで自炊してきたら結構減った。
ウユニで取った岩塩も惜しみもなく使っているけど、これが物凄くうまくてビックリする。
これから乾季のウユニへ行く人は是非も取っておいて欲しい。
う~ん。ウエスト周りの贅肉はそぎ落とされて、確かに以前より軽くなったけど、まだまだ周囲に気づいてもらえるレベルではないなぁ
いいのです。ダイエットとはそんなもんでしょう。笑
バリローチェを出るときにいきなり激坂を上った。
いや、『登った』か。実際押して歩いて。笑
しばらくは森森したところを走る。この辺りは湖水地方と呼ばれ湖が非常に多く美しい名所として知られる。
そして昼飯。昨日作ったチャーハン。
なんか一人旅ってよりは一人暮らしのノリだな
ルータ40を激走中。パタゴニアのルータ40は未舗装のルートとして有名だけど、この辺はまだまだ舗装路の快適道路
この日ちょっと雨がちらついたものの、エルボルソンまでの走行。
未来の高級住宅地の造成地で一足先にセレブに野宿
そして次の日、森を抜けると・・・
徐々に風が強まってきて
こんなん出た!!
パタゴニア名物!
ご存知の通りパタゴニアは風の大地。一年中風が強くて、時には人間さえ吹き飛ばす風が吹くらしい
台風でもなんでもない日にだ。
でもそれはもっと南部のウシュアイアのあるフエゴ島とかの話。ここはまだまだ北部。
風もまだまだ大したことはない。それにパタゴニアの暴風は夏より冬に向けてちょっと緩和されるさしい
とーか思ってたら、いきなりめちゃくちゃな暴風
本当にこれで緩和されてるんっすか~!?笑
この風がカメラに写らないのが残念。多分漫画だったらここに何千という効果線が引かれる所なに
怪しい雲。この強風に乗って今にもこっちにきそうだけど、なんとか山脈が抑えている。
この時期は湿った偏西風がアンデス山脈に当たりチリ側で雨季になる。その雲がまさにあれ
なんかあっさり超えてきそうだけど・・・
この日は初の強風で疲れて早めにテント。
コの字になっている暴風90%カットの奇跡の場所。夜は上空で風が吹き荒れて木々がざわめきまるで波打ち際みたいだった。
やはりパタゴニアでは早めにいいキャンプ地を探して風を避けたほうが良さそうだ
翌朝。
ちょっと。昨日の山が雪化粧されてるんっすけど・・・
よく頑張った!!おかげで雨に濡れなくてすんだ
ここの風も凄かった。横風がもう笑っちゃうぐらい凄くて、右車線のギリギリを走っているのに、気を抜くと左車線の端まで持ってかれる。
そんな事をわかっているのか、通る車もスピードを落としてかなり車間を空けて抜けていく。
アラスカでも思ったけど、こういう極地を走っていると自転車に対する扱いがグッと厚くなる。
通る車がほとんど、クラクションやライトで合図してくれて手を振ってくれる。
どこに行くんだ?乗ってくか?なんか要るか?と声を掛けてくれる
たったこれだけ。強風がましになるでも、腹がふくれるでもない。
たったこれだけ。
だけど、それがどれだけ力になってるか
あの山も昨日頑張ってくれたようだな
パタゴニアの強風だけど、なにも横風や向い風だけではない。当然追い風もある
そんな時は時速30~40キロの高速走行が出来る。
今日はこんな風を避けられる所でキャンプっす
624日目 Bariloche - El Bolson 野宿 130キロ
標高 845 → 400m
625日目 El Bolson - Leleque 野宿 101キロ
標高 400m → 940m
626日目 Leleque - Tecka30キロ手前 野宿 108キロ
標高 940m→1100→630m
627日目 Tecka30キロ手前 - Costa先 野宿 157キロ
標高 630m → 635m