さて藤旅館。
このネーミングの日本人宿が、こんなパタゴニアの地に存在するこの癒しの感じったらない。
昼飯は、パスタ弁当に大盛りサラダ。当然ワインも。
今日は何にもしないと決め込んだ。
するとオーナーさんから
「どれくらい滞在するんでか?明日から管理人が居ないんですけど、1週間でもいいんでやってみません?」
というお誘いを受けた。
管理人。
日本では意外に思われるかもしれないけど、こういう日本人宿の管理人は旅人がしている。
期間はこんな感じで1週間から長い人で年単位。
条件は宿泊費無料。場所によってはお小遣い程度の給料が貰える場合はあるけど、ほぼ無給。
お金を稼ぐというよりは、長期沈没の際に流れで管理人になるというケースが多い。
ここ藤旅館は宿泊無料で一食付という条件だった。
1~2週間後に自転車乗りの藤さんがここの管理人になるという話は聞いた。ようはそれまでの繋ぎの管理人をしてみないかという話だった。
たかだか1週間。パタゴニアの冬がすぐそこまで迫っている1週間はとても貴重だった。
でも・・・
「あっ、じゃやります」
二つ返事。笑
サンティアゴから2800キロを1ヶ月というほぼ休息なしで走っていたため、強制的な休息が必要だったし、なにより管理人に興味があった。
で、そんなわけで着いたばっかりだけど、管理人を引き受けた。
まだ仕事がない今日中に町をサクっと歩く
ツーリスティックの町。まぁこの辺の観光地はこんなんが多いから、一回歩けば充分。
夜はがっつり肉!!トマトで煮込んでカレー風に
明日から管理人だ。
639日目 Calafate