正直もう2~3泊はしたかった。
今日は日本のカレールーでカレーパーティだというし、もしかしたら一緒にカリブ海ヨットクルーズで一緒だったチャリダーのカズ君と、カズ君と現在一緒に走ってるケン君が着くかもしれない。
カズ君とは連絡を取っていて、一昨日か、昨日着く予定とメールを貰っていた。
だったら今日来るかもしれない。
だけど、カズ君たちは地獄の向い風北上組み。予定が遅れに遅れるのは充分考えられた。
これ以上予定を遅らしてしまうと、いよいよ冬はきつくなる。
と言っても、心さんペアはまだ大分北を走ってるし、メンドーサで会ったタラちゃんも僕より北にいるので、ヘタレ発言ではありますが・・・笑
でも、実際走ってみるとわかるよ。パタゴニアの冬の恐ろしさが
なんて考えながら、一昨日、昨日と過ごし、結局本日出ると言う事で決定。
よっしゃ。出発
いろいろありがとう!!
毎回思うけど、長期滞在の後はめっちゃ自転車が重い。
って事で
あざっす。。
ほんじゃ~ね~
さて、ここからのルートですが僕はここカラファテから直接パイネに抜ける道があると思っていたし、実際僕の持っている地図にもルートが載っていた。
でも、念のためグーグルマップで調べると、そんな道は存在しなかった。
まぁ意外にも僻地のグーグルマップなんてそんなもの。
念のため、オーナーの島藤さんに確認してみると
「そんな道なかったと思いますけど・・・」
どちらにせよ、たとえ道があったとしてもこの時期の走行は雪が積もり不可能と判断。
もときた道をを30キロくらい引き返す
と、出発から2時間後
前から自転車乗りが・・・
コロンビアで別れて以来、約9ヶ月振りの再会。感動の再会になるはずが、第一声が共に
うわぁ。ここでかぁ。きついなぁマジで~
そう。ちょっと待てばカズ君たちはカラファテに入ってきていた。知ってれば当然待っていたけど、荒野を走るとネットなんかは当然ない。
2時間。約30キロ
戻ることも考えたし、散々誘惑もされた。
一緒に飲みたい。いろいろ話したい。正直めっちゃ戻りたい
だけど、あんなに気合入れてお別れの挨拶して、出発した手前戻れん。
そんなわけで、路上での1時間ほどの立ち話になっちゃったけど、情報交換したりいろんなエピソードを話したりして、久しぶりの再会と新たな出会いを楽しんだ。
宮路研一郎さん(ケン君)
初めて会うけど、やはり噂で知っていた自転車乗りの一人。
実は、ケン君は僕がアメリカでお世話になったナバホインディアンのレアリさんに一番最初にお世話になった人。
その後、心さんが行き、僕等をレアリさんに紹介してくれた。
はじめてケン君を知ったのがその時で、一年以上前にお世話になってたはずだから、まさか南米で会えるとは思っていなかった。
出掘良一さん(カズ君)
パナマからコロンビアに渡るヨットで前日に偶然出会い一緒にヨットクルーズを楽しんだ。
コロンビアのカルタヘナからベネゼイラ・ギニア3国を経てブラジルへ。その後アマゾン河をボートで上りペルーのアンデス地帯へ抜ける。
こんな計画をカルタヘナで聞いたときはてっきり今シーズンのウシュアイア走行は諦めたものだとばっかり思っていた。
だって、そのまま南に下った僕でさえ、今ここですからね。笑
結局そのタフなルートを走りきり、僕とは実際クスコでは10日くらいの日数差くらいになったけど、ボリビアで荷物待ちなどをしてる間に時間がなくなり、ウシュアイアまで飛行機で飛んでボリビアまで北上するルートに切り替えたらしい。
まぁ詳しくはカズ君のブログを見てくださいな。
あっ、現在北南米自転車旅行を計画していて、スタート地を北か南かで迷ってる方。
ウシュアイアから北上は本当にシンドイと思うので、断然北からスタートする事をお勧めします。
僕がもしなんの経験も知識もなくこの地でいきなり向い風に吹かれたらたぶん精神を病みます。笑
実際。カズ君たちも頑張って一日20~30キロしか進めないなんてザラらしい
こんなに無人地帯が長いのに、そのペースって・・・
そんなこんなで、2人に別れをつげ先に進む
ルータ40も後ちょっと
軽い峠越え。軽い追い風なのでサクサク進む
それにしてもアンデスではあんなに見るのを苦戦したコンドルが、パタゴニアはめっちゃ飛んでる。
優雅だな~コンドル
今日は道路公団のコンテナの中に許可を貰ってテントを張らして貰う。
風を100%防いでくれる空間ってだけで、それだけで有り難い
651日目 40号と5号の分岐 道路公団のコンテナ 100キロ
標高 345m → 950m → 690m