実は僕はゴール地点を3つ定めた。
1つは昨日到着した「ウシュアイアの町」
2つ目は道路が終わる「ラパタイア」
3つ目は、日本人宿「上野山荘」
昨日も上野山荘に行けたけど、気持ちが切れてしまいそうだったのでセントロの宿からラパタイアを目指す。
昨日は宿のみんなから祝福を受けた。てか、自転車で宿を探してる時から祝福を受けまくった
今日は雪は止んでいて雪山が綺麗だ
郊外まで出るとオフロードに変わる。グチャグチャかと思いきや、締まっていて走りやすい
そして雪道へ。これまたアスファルトの雪より全然走りやすい
国立公園のゲートで料金を払おうとしたら、5月からはオフシーズンだから無料だという。
ラッキー。だって入園料約1000円もするのだ
さすがに国立公園。綺麗な風景の中を走る。
ゴール間近でことさら綺麗に写る
まさに最後のご褒美といった感じ
ただゴール地が近づくにつれ、楽しかった南米の旅が、後数キロで終わってしまうという切なさみたいなのもあった
コロンビアで、初めて南米の地図を買ってそのデカさに愕然とした。
その南米が、後数キロで終わる・・・
そしてついにルータ3・ブエノスアイレスから3079キロ地点を迎えた
最後のマイルストーン
そして・・・
ラパタイア。アラスカから続く1万7848キロの道路の終わり。
実走行2万6422キロに及ぶ一本の航路の終わり
涙が溢れた。
いや、いろんな感情が溢れた
その後笑えてきた。どうしようもなく笑えてきた。そんでもって叫んだ
うおっしゃーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!
そしてとりあえず、これは基本っしょ!?笑
普通に飲もうかとも思ったけど、とりあえず
一人ビールかけ。テンションおかしくなってきた。笑
ビールかけをしても大丈夫
こいつも持ってきたから。笑
でも、Del Fin Del Mundo(世界の果て)ワインはどうしても最南端で飲みたかったんだ
たぶん500円ぽっちのこのワインだけど、ここで飲むこのワインは多分世界一だ
そうこうしてる間に、バスやレンタカーで来る観光客が溢れた。
もうヒーローだった。拍手を受け、握手をされ、ハグをされる
よく頑張ったわね。
そんな言葉をかけられハグをされると再び泣いてしまう。
ありがとう。運んできたよ。みんなのパワー。
散々写真を撮ったり、ボーっとしたりしていた。
終わったんだな。本当に
名残惜しくも、来た道を引き返し、ウシュアイアの郊外にある上野山荘へ向かう
そして最終ゴール上野山荘。たぶんほとんどのチャリダーがここに着き本当の安堵感に包まれるのだろう
既にオフシーズンに入っておりガラガラだったけど、泊まっている旅人と飲み明かした
ここ上野山荘でしばらくのんびりします。
671日目 Ushuaia 53キロ
2009年 7月 25日 アラスカ 北極圏碑 北緯 66度33分
2011年 5月 6日 南米最南端碑 ラパタイア 南緯55度</i>