翌日も朝のうちは凄い雪だった
雪が止み晴れ間が出てきたので買い物に出かける
積もっている。だけど、もう冬を心配することも雪で焦ることもないのだ。そう思うと雪がとても綺麗に映った。
この日、昨日一緒に飲んだただ一人の宿泊客のアヤちゃんが出発。一瞬日本人宿にひとりっきりという非常に寂しい状態になってしまったけど、
夜にアスカちゃん・やごっちゃんのペアパッカー。
次の日にカラファテとプエルトナタレスで会ったユウキ君、その夜にユキさんとうい旅人か揃い、めちゃめちゃ楽しい数日を送った
翌日。レンタカーを借りて暴風に吹かれて斜めになっている木を見に行く
途中で景色のいい所に止まりながら
ユキさん。実はなんとチャリダー。
3ヶ月でリマからブエノスアイレスまで南米横断をした方で、ゴールした後自転車をブエノスに置いて現在バックパックでパタゴニア周遊を楽しんでいる。
仕事の関係で友人であった、山下さん(モデルのチャリダー。僕も噂はよく聞かせてもらっていた)と一緒にリマから、ブエノスまで走ったという。
ユキさんは「山下君のフォローがあったから」
と謙遜するが、完全に自分の荷物は自分で持つスタイルのユキさんは本当に凄いと思った。
実年齢を教えてもらった時は驚いた。物凄く若く見える。
見るからにスポーツも出来るといった出で立ちで、あぁこういう人が女性ソロチャリダーなんだなと思った。
だけど、湖での石投げでは想像もつかない下手さ加減に大笑い。いや、すみません。笑
とても、気さくな方でした。
で、斜めの木に到着。
これ凄くない?
色んなポーズの写真をみんなでゲラゲラ笑って撮りまくる。
待ち時間 意外にこのショット好き
なんかちょっと青春。
充分楽しんでスーパーに寄って帰宅。みんなでシェア飯
今日はユウキ君プロデュースのジャガイモから作るチヂミ。出所はタラちゃんらしい
味はもちろん。下ごしらえが沢山あるので皆で作ると楽しいチヂミ
それではレシピです。(僕が忘れた時用。笑)
【チヂミ用】
ジャガイモ・キャベツ・ネギ・にんにく。この時はチーズ。各適当
【ソース】
醤油・酢・砂糖・にんにく。
まずジャガイモの皮をむき、キャベツ・ネギを切る
ひたすらジャガイモをすっていく。
そして、摩り下ろしたジャガイモを手で絞り、水分を抜く
手で絞れなくなったら、そのまま置いて沈殿するのを待つ
分離したら上澄み捨て、さっきの水分を抜いたジャガイモに混ぜる
で、摩り下ろして水分を抜いたジャガイモとキャベツ・ネギ・にんにく・チーズを混ぜ合わせる
で、焼いていく。
ポイントは小さめのフライパンで、タネを少なめに入れギュウギュウ押し潰しながら焼き、端に焼き色がついてきたらひっくり返し更にギュウギュウ押し潰す。
で、完成。外はカリカリ中はもっちりのジャガイモチヂミ。
超うまい
かんぱーい
飲みながら、食いながら、焼きながら、笑いながら、交代で作っちゃ食っちゃ飲んじゃ
酔っ払って、ウノが始まり、
この後とてもじゃないけど、写真や文章で残せない大学生の様な飲み会に突入していく。笑
そんな夜が毎日つづく。めちゃくちゃ楽しい日々だった
上野山荘。またの名を上野大学、上野亭
僕が一番来たかった、世界の果ての日本人宿。
もともと好意で上野さんが自宅に旅行者を泊めた事から発展し、宿になった上野山荘。
上野の綾子おばあちゃんの訃報を聞いたのは去年5月のグアテマラだった。
物凄い残念だった。
ただ、おじいちゃんとおばあちゃんの魂は確実にここで未だに僕等を迎えてくれている気がしてならない。
(実際おばあちゃんの命日に、おばあちゃんを見たという人もいたらしい)
上野山荘には今や日本人宿には当たり前になったWifiがない。
小さいキッチン、ちいさいリビング、壁一面に入りめぐらされた旅人と上野さんたちのバカで笑える青春写真
自然と話を出来る環境。笑い合える環境。
ネットなんてここには全く必要ない。
向き合い、話、笑い合う。
大学の山荘のようなアットホームさ。寒さの厳しい最果ての日本人宿はこんなにも暖かい。
みんなありがとーーーーーー
672日目 ~ 680日目 Ushuaia