さて話はラーメン屋のくだりから
竹下さんちへ向かう途中、宿で一緒の野崎さんと農協で働く若槻さんに出会い相席させてもらった。
左。若槻さん 右 野崎さん
若槻さんは農協職員として2年前にこっちに来てるため移住者ではないんだけど、パラグアイ移住の歴史や農業の知識は半端じゃない。
ビールもご馳走になりました。ありがとうございます
色々話してるうちに、
今日の夜飲み屋においでよ。
移住者のみんなの話聞けるから面白いよ
と願ってもない誘いを受ける。
実はイグアス居住地ではこの飲み屋にめっちゃ行ってみたかった。
やっぱりここに来たからには、移住者の方達の話は聞いてみたかった。
だけど、いきなり旅行者がそんなところに行って受け入れてもらえるのかという不安もあったから、この誘いはとても有難かった。
夜遊びに行きますと約束して、僕等は農協へ
ここには、ダシ・醤油・みりんなどの調味料。海外では手に入りにくい味噌もお安く手に入る。
さらに、納豆、こんにゃくなども手に入り、長期旅行者には涙ちょちょぎれのパラダイス。
飲み屋は基本的に飲むだけらしいので、夕方軽くご飯を食べる
味噌汁に、漬物に、のりと
当然納豆。
こんな日本では何気ない、簡単料理も海外ではめっちゃ嬉しい。
よく考えて見れば、日本食ってやっぱめちゃめちゃヘルシーだ。
つうかめちゃめちゃ美味い♪
飲み屋は地方のちいさな居酒屋みたいな雰囲気で、沢山の移民者が酒を飲んでいた。
さてどうか。緊張の一瞬。
でも、ほんとうに暖かく迎えてくれた。
メインは1世の方達が飲んでるから大体年齢は60歳以上。
僕のイメージは特に移民で苦労した人たちは、若者をつかまえて
「最近の若者は・・・」
などと説教から始まるんじゃないかというイメージはあったけど、
実際一緒に飲ませてもらうと、めちゃめちゃ楽しかった。
そんな説教くさい人は一人もいない。
移民の苦労を切々と語る人も一人もいない。
全員。今を楽しそうに語ってくる。
それって凄い事だと思う。
普通苦労した後、今の裕福な暮らしを手に入れたら、その事を自慢したくなる。
だけど、ここの人たちは、『今』を完全に楽しんでる
基本酔っ払ってるので、同じ話をする人がいると他の人たちがズバズバ突込みを入れて、会話が滞らず、気持ちよく流れてく。
僕は年配の方と話すのは好きだけど、本当にここの人達はとても面白く話すのは楽しかった。
みんなめちゃめちゃ苦労したと思う。
だけど、今になってこれだけ楽しそうに出来るって本当に素敵な事だと思う
そんでもってその後カラオケにも連れて行ってもらえた。
ここの雰囲気にビックリ。どこからどうみても日本のカラオケスナック。
みんな歌う歌も当然日本の歌。
本当にここがパラグアイという事を忘れる。
この日をきっかけにして、僕等は居酒屋に毎日のように顔を出し、日系の人たちに物凄く良くしてもらい、貴重な日々を送らせて貰う。
ほとんどご馳走になっちゃいました。ありがとうございます。
ここで一個注意点
イグアス居住地は本当に旅行者は暖かく迎えてくれる。
だけど、当然失礼に当たらない最低限の服装で伺うのはマナー。
襟付きじゃないとダメとかじゃないけど、極端に汚い格好などでは旅をしないで下さい。
これは、苦労してパラグアイで信頼と地位を築き上げた移民の方々からのお願いです。
日本人は汚い貧乏な格好で旅しているとイメージを海外の人たちに持たれるのは、自分達の信用がなくなるとおっしゃってます。
もっともな事だと思います。
旅行者の人たち。
自分も含めて気をつけましょう~