さて、家族が日本へ帰ってから3日ほどいとこのエドの家で過ごしていた。
で、出発日
よっしゃよっしゃ。うん。そういえば・・・
銀行行ってないな。手持ち50ユーロくらいしかないや
ルート全然検索してないな
次の町までどれくらいあるのか調べてねぇや
水もちょっとしか積んでないし、食料もちょっとしかない
バーナー用のガソリンも入れてない・・・
・・・・。
まっ、いっか。ヨーロッパだし。なんとかなるっしょ!
出発日、叔父さんも来てくれて僕の大まかなルートを説明したら色々調べてくれた
「そのルートは山があるぞ。一旦マドリーに引き返してバルセロナに抜けたほうがいいんじゃないか?」
「山?平気平気。1500mって書いてあるし、南米では4000mをいくつも越えてきたんだから」
と意気込んで出発。
しばらく叔父さんたちが車で伴走してくれてルートを教えてくれた
「頑張れよ~~~」
「うん!!ありがとう!お世話になりました~~~~」
こうして僕は叔父さん達に別れを告げて、いよいよここからヨーロッパ自転車一人旅が始まった
3ヶ月ぶりの自転車旅。
重くてふらつく感覚も久しぶりだ。
ゆっくりゆっくり。感覚を味わうようにペダルを一歩一歩踏みしめる
あぁ帰ってきたなぁ。
やっぱりお前がいいや
ガソリンスタンドでガソリンをゲットして
八百屋で野菜とパンを購入
ほらね楽勝楽勝
いよいよ、1500mの山へと差し掛かる。
まぁ山といってもマドリーの標高が900mくらいあるから上るのはたかが知れてる
こんな山なんか
ぜーーーーーはーーーーーーー
ぜーーーーーーーーーーーはーーーーーーーーーー
しっ死ぬ・・・
叔父さんに楽勝楽勝なんて大口叩いておいてなんてざまだ。
体はとてつもなく鈍っていて、日頃のビールか暑さで汗が吹き出る。
意外にスペインの坂の傾斜はキツイ。
汗がくさい。日頃の肉食生活か・・・
痩せよ。真面目に。
この3ヶ月ですっかり中年体系になってしまったようだ。
それでも休み休みなんとか峠
今日は峠を抜けて小さい村を抜けたところで野宿
40キロしか走ってないのにヘロヘロだ
夜はエドからもらったカレーで
785日目 Segovisまで20キロ地点 41キロ 標高900→1510→1250