よっしゃ。行きましょ。雪のジュリアン・アルプス越え
知らなかったけど、この辺は国立公園になっているらしい
そして問題の天気はと言うと
山特有のガスってる状態。
でもなんか明るいし、ちょいちょい山も見えてるから晴れる事を期待して出発
やっぱ雪山は綺麗だなぁ
段々と段々と雪深くなっていく。
そして迫力も増していく。
すごい所を走ってんなぁ。しかし
ところが晴れていくどころか段々とガスが濃くなり、辺りの山が見えなくなってしまった。
頼む~。
せっかく寄り道して越えなくてもいい峠越えてんだぞ~。
晴れてくれ~
除雪された雪が自転車を越えたくらいの高さになってきた。
こんな中でテントを張る羽目になってたらえらい事だった。
雪が降るのが一日早くても、一日遅くても恐らくこの道は走れなかった。
正直、峠付近は景色はなにも見えなかったけど、それでも迫り来る大雪の中を走れるのは楽しかった。
そしてあの先が峠。
とは言ったものの、何にも見えないで下りるのは嫌だ~~~。
ようやく着いた。
スロベニア最高所のVrsic峠。上っている間も車から声援をうけた。
やっぱりスロベニア好きだ。
それにしても物凄い積もってんなぁ。ガスで全然見えないし。
峠で休憩を兼ねて天気待ちをしていたけど、一向に晴れてきそうになかった。
仕方ない。これだけでも充分楽しめた。と自分自身を慰めながら、再び防寒具を身に着けると
あっ・・・
あーーーーーー!!!!!!!!
チャーーーンス。下れ~~~~~
すげぇ一気に晴れてきた。
うひゃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
奇跡か?奇跡がおきたんか?
これはもうめちゃめちゃ綺麗だった。
僕の想像した雪の被ったアルプスがそこにあって、全身で受け止めながら感じて下りていく。
本当に最高の瞬間だ
後ろを振り返れば、峠で雲が止まっている。やっぱ山ってすげぇな
最高です。
本当に最高です
太陽さんありがとう。
前半の迫ってくるような荒々しい雪山の風景と、峠越えの後のシャープなキラキラとした突き出した岩山。
その両方がみえるなんて、なんて運がいいんだろう。
どちらも物凄く印象的なアルプスの風景。
すげぇよ。地球
峠の急坂をフルブレーキで一気に谷まで下った後は、
川沿いに緩やかに下るノンブレーキタイム。
それもぉ
こんな風景を観ながらゆっくり下るんさ。最高じゃない?
そう。このジュリアン・アルプスは峠の風景もさることながら、この谷にも定評がある
雪山から距離は離れてしまったものの、家や、川、草原越しにみる雪山もまた格別。
何度も言うけど、ここをノンブレーキでゆっくり下ってます。
果敢にも雪の中を峠越えした者へのご褒美
まじ最高っす。
昼飯はようやく谷に陽が届いたこんな草原。
あぁ。本当に幸せ。
自転車旅やっててよかったぁ
正直南仏走行時はヨーロッパ独特の孤独感に襲われてたけど、アルプスに入ってから完全に旅テンションが復活した。
更に更に風景は穏やかになっていき。
久しぶりにビールゲット。天然の冷蔵庫の中を走ってるから、いつでもキンキンビール
スロベニア。好き
先進国なんだけど、どこか垢抜けていないスロベニア。癒されます
さて、夕方休憩してもうひと踏ん張りしますかぁ。
と、思っていたら
やべぇ。すげぇいいキャンプ地発見。
ここでテント張らなきゃ2年半ホームレスの名が泣くわ!
張っちゃった。
やべぇ。最高だ
贅沢だ。人生は本当に贅沢だ。
836日目 Trnovo 64キロ 標高 755m→1611→270m