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自転車で世界一周した父が、家族のために気軽なアウトドアに奔走します。

2011年 雨が私を眠らせる。 首都リュブリャナ

雨が私を眠らせる


カトマンズ リュブリャナについてからというのも雨が降り続いてる。というわけじゃなかったけど、小雨が降ったり止んだりのどんよりした天気が続いていた。


アンデス越えから2日でスロベニアの首都リュブリャナへ到着した。

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ここまでの道も交通量も少なく、町を出るとすぐ草原と森が始まると言った感じで走りやすかった。ただ天気が小雨ぱらつくどんより天気だったのが残念だけど、あれだけの風景を見せてくれた後だ。多少は我慢するとしよう。


リュブリャナは本当にヨーロッパの首都か!!
というくらいコンパクトで小さいくどこかの地方都市のようにのんびりした雰囲気だった。
セントロに気づかず通り過ぎ、引き返して人に聞いて教えられた角を曲がり、ある広場で聞いた。

 

 

すみません。セントロはどこですか?

 

 

 

セントロはここですよ。

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本当に小さい町なんです。
後日夜の駅を使う事があったんだけど、光が全然ない中を走り、ここが一国の首都の中央駅か!!といいたくなるような駅前のなんにもなさ具合だった。

ただ廃れてるとか、閑散としているとかではない。人はいるし、一通りの物はちゃんと揃う。

だけど、ストベニアの人はあんまり大きい街に住みたいとか思わないようだ。

それでいいよね。大きい街に住みたかったらイタリアでもフランスでも行きゃいいんだから。

自然が豊かなんだから、自然の中に住むのがさ。
首都に来ても、スロベニアはいいなぁと思う素敵な国だった

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首都のくせに光が少なく夜景がうまく撮れない。
いいっすなぁ。そんなのも


雪が降ってきて、やばい!早く南下しないとと思っていたのも束の間、リュブリャナでは雪がなかったのをいい事に再びまったりモード。

それに天気も優れなかった。
ずっと小雨が降ったり止んだり。3日目は一日中降っていた。

旅行に雨は大敵だ。
自転車旅だって同じ。むしろバックパッカー以上に天敵になる。


だけど、リュブリャナで降られる雨はむしろ心地よかった。
このところずっと走りづめだったから、ホステルの窓からコーヒーを飲みながら降りしきる雨をぼんやり眺める。そんな時間が実に贅沢だった。
雨が止むまで、誰もが足早に通り過ぎるこの街のんびしていよう。

 

これと言った見所のないリュブリャナだけど、スロベニア世界遺産シュコツィアン洞窟群は凄いぞ。という話をどこかで聞いたのを思い出し、2日目に思い立ったように電車に揺られて拠点となるアドリア海近くのディバァチャという町までやってきた。

オフシーズンの為、いい時間の送迎バスがなかったのでのんびり歩いて行ったのだけど、ここがまたよかった。

鍾乳洞の綺麗さ、神秘さ的にはまぁ他にもありそうな感じだったけど、圧巻だったのは

 


地底にこれでもかと深く刻まれた大渓谷

 


この洞窟は写真撮影が禁止だ。
今どきそんなんは流行らないと思うのだけど、むしろ撮影禁止でよかったと思う。

もちろん写真に出来たらどれだけいいだろうと思える洞窟だけど、薄暗い洞窟の中でこの


大きい 


大渓谷を写真で伝えるのは無理だろう。

 

帰りの電車に間に合う為45分の道のりを20分でダッシュするという状態に見舞われたけど、ここは本当に良かった。是非行ってほしい洞窟でした

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見えている川が地下の大渓谷へと流れ込んでいる。
すごいよね

 


まだまだリュブリャナでは雨が降り続きます。

 

 


雨が私を眠らる。

 

 

 

↑貰った深夜特急みた。笑

残念ながら映画はピンとこなかったけど
作家の表現ってすごいなって思う。

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西ヨーロッパ編 完

 


838日目 Trnovo ~ Ljublana 28キロ 標高 440m→240


839日目 ~ 841日目 Ljublana


スロベニア

 

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