ドブロヴニクを抜けるときも山の中腹の国道まで上がり、街を見下ろしながら走る。
地中海の真珠。
本当に綺麗だった。
ここの街を見下ろせる所が展望台になっており、たまたま日本人ツアー客がそこにいた。
バッパーとツアー客は互いに一線を引きたがる場合が多いけど、チャリダーとツアー客は割りと相性がいい。
僕が自転車で入っていき日本人だとわかると写真や質問の嵐。
ひとりが差し入れをくれると、
「あらやだわ。私もなにかあげなくちゃ」という気持ちになるのだろう。
あれよあれよと沢山の差し入れを頂いた。
だけど、急ごしらえの差し入れだ。バナナや、雨、チョコレートなどの行動食や、朝食で出されたのを持ってきたであろうパンをくれたりと、最終的には
生態系が崩れるので、その珍獣に餌を与えないで下さい。
と張り紙が出そうな勢いだった。
さてさて、朝の楽しい出会いに浸りながら今日も気持ちのいいアドリア海沿岸を走り、
27カ国目となる
モンテネグロ入国!!
シェンゲンではないけど、EUだからユーロが使えるのが嬉しい
ここから世界遺産のコトルまでは、内陸に大きく切れ込んだコトル湾をグルっと周る
それにしても、この一気に山が迫ってる感じは本当に凄い。
これが湾になって360度山に囲まれてるから、本当に海を走ってるとは信じがたい
目だけ動かしただけでは頂上が見えない。
首ごと思いっきり後ろへ傾けるとようやく頂上が見える。凄い。
なんかドロミテを走ってるようだな
そしてコトルに到着。
いつもの様にインフォでホステルを教えてもらい、行こうと思ったら初めて民泊のおばちゃんが声を掛けてきた。
東欧はホステルのほかにSOBEと呼ばれる自宅を開放してゲストハウスにしている所が沢山ある。
だけど、オフシーズンの今飛び込みで行っても閉まってる事も多いのだけど、バックパッカーはよく客引きがバスターミナルなどで待ってるため、安くて快適な個室に泊まってるなどという話はよく聞いた。
そうなんだ。いいなぁ。と思いながら走っていたので、
『おっ』
っと思っいついていく事にした。
ついていく最中ちょっと旧市街からは遠いなと思ってたけど、ついてみたそこは海越しに旧市街が見渡せる最高のロケーションにあった。
それに階段をつかったショートカットなら旧市街まで10分との事だった。
部屋はこんな感じ。
めっちゃ広い。ここを独り占め
しかも部屋にキッチンつき。
夜景はこんな風に見える。
これでお値段15ユーロ!!
オフシーズン万歳!!
と言ってもモンテネグロの宿相場からしたらちょっと高いんだけど、ちょっと高いくらいでこのクオリティなら喜んで払う
1人で悠々使えるキッチンってなんて素晴らしいんだろう。
翌日はのんびりとコトルの城壁内を散策