さて、久しぶりのペアランと相成った。
元々キヨ君は最短のルートを走る予定だったけど、僕はバラの谷と呼ばれる地帯を走るつもりだった。
日本でのブルガリアのイメージは?と問えば
恐らくほとんどの人がヨーグルトと答えると思うくらいに根強く定着している。
これは明治の戦略かと思いきや、
意外にもスーパーや市場では沢山のヨーグルトが売られておりここがヨーグルトの国なんだなぁと実感できる。
だけど、ブルガリアは知る人ぞ知るバラの国なのだ。
まぁついこないだ知ったわけだけど。
当然今の季節にバラは咲いていないだろうけど、その甘美な響きに何かしらの期待をもって走って出発した。
これがま~~~~~~~
何にもないところだったっす。
本当にずっとずっとずーーーーっと荒野をひた走るルート
だけど、久しぶりのペアランは相当楽しかった。
こんな荒野で、走行の思い出なんてほとんどないけど、ひたすら話しまくってゲラゲラ笑って話す日々だったから、こんな荒野でも楽しかった。
町を出るとき、野宿に備えてワインを購入。
お菓子を大量に買っちゃったりと、かなりはっちゃけ具合が伺えます
ちなみにキヨ君の自転車の装備はこちら
東欧でバックパッカーからチャリダーになった彼。
当初の予定では2ヶ月でイスタンブールまで走り、再びバックパッカーに戻る予定だった為、長期自転車旅行者の定番の前後キャリアをつけて走るスタイルではなく、後ろのキャリアに全ての荷物をつけるというスタイルで走っていた。
その後彼が僕と出会いで、更に深い世界へと自転車で導かれるとも知らずに・・・笑
前から見たら、普通の自転車だけど
後ろから見たら、この通り
かなりのリア重量級
2ヶ月目のキヨ君からしてみれば、2年走ってきた僕はかなりの兵に映るらしく、色々な話を興味深そうに聞いてくるもんだから、僕も色々な話をしたり、自転車の装備を見せたりなど柄にもなく先輩風なんかを吹かしていたけど、
持ち前の適当な性格な為、真剣に自転車の話からすぐに脱線してゲラゲラ笑って話を終えるしまつだったから、初めにあった先輩後輩的な感じはすぐなくなり、
『がくさん本当に適当ですね』とか言われながら、
『いや、キヨ君のずるさ程じゃないよ』と返したりと、
とにかくまぁ、くだらない事をくだらなく、ゲラゲラ笑って走っていたわけです。
ちなみにこちらは僕のチャリ。言われてみれば味は出てきたかな
何度も言うけど、
本当になんにもないところなだもん。バラの谷
ブルガリアの休憩はヨーグルト
たまに小高い峠
流れてる水も凍るってわけ
穏やかなブルガリアの風景。
こんな風景エンドレス。笑
誕生日にはささやかな贈り物をもらう
おめでとうがくさん と
野宿なのに大声でゲラゲラ笑う。すげぇ楽しいなこれ
あっ、29歳になりました
翌朝も走り出したら
寒いから速攻カフェに逃げ込む走行スタイル
あったけ~
翌日の峠では久しぶりに気温が暖かいくらいまでのぼり
はじめてキヨ君の震災メッセージTシャツがお目見え
彼はこれにメッセージを貰いながら走っている。その考えや熱意は素晴らしい
左肩注目。笑 チャリダーとしてベスポジ押さえておきました
今日は空の具合がいい感じ
しっかし朝晩寒い寒い
そんな話しも出来る楽しさ
そしてようやく中間目標地点の黒海沿岸の街ブルガスに到着
全然ツーリスティックな街じゃなくインフォ探しと宿探しに苦労したけど
おっしゃ~~~~
宿見っけ~~~~~!!!!!!!!!
これは嬉しかったなぁ
そしてシャワーの後は
チャリダー名物
総重量2.4キロの超大量中華
さすがに死にそうになりました
ところが、翌日もほぼ同じ量を頼んでしまう、チャリダーの悲しい性
871日目 Sofia ~ Pirdop 57キロ
872日目 Pirdop ~ Karlovo 94キロ 標高 680m→1040m→375m
873日目 Karlovo ~ Gurkova 89キロ 標高 375m→210m
874日目 Gurkova ~ Ajtos 92キロ 標高 210m→95m
875日目 Ajtos ~ Burgas 67キロ 標高 95m→0m
876日目 Burgas