海の中はこれまでに観た事もない世界だった。
僕の地元の友達にはダイビングのライセンスを持っていてダイビングを頼むようなブルジョアな奴は1人も居ないけど、バックパッカーがダイビングライセンスを持っているのは珍しい話じゃなかった。
普通に日本で働いていたら手の届かないダイビングでも、貧乏旅人が手軽にダイビングを楽しんでるというのはなんとも面白い話だ。
安いといっても30mまで潜れるアドバンスまで取って400ドルと結構な痛手だけど、ようやく僕もダイビング仲間に加わった。
神奈川の湘南の隣で育ったのにまるっきり海には縁のない生活だったし、海か山かと言われれば迷うことなく山と答えている
それに今回の旅も海よりは山を好んで走ってきた。
ずっと陸で育ち、自転車で陸を走ってきた僕にとって海に潜るという生活はこの上なく新鮮だった。
出戻りから2日後に講習希望者がやってきて、講習が始まって以来のんびりとしたダイビングライフを楽しんでいる
そんなこんなのダハブな日々