カイロの宿(ダハブホテル)で白砂漠・黒砂漠のツアーに申し込んだ
カイロからの交通費を含めて450ポンド(1ポンド=13円)。
入園料40ポンド別。
バフレイヤオアシスまで自力で行き、そこからツアーを申し込んだ方が若干安上がりだと思うけど、相場よりも軽く安かったし、なによりも現地でハズレを選ぶより、宿のツアーの方が安心できるし効率よく周れるので、決めた。
ツアーはチケットも渡されず、「行ったら迎えに来てるから」みたいなアバウトなノリで少々不安を覚えたけど、現地で名前も確認されず日本人という情報のみでツアー会社のランクルに乗り込むという、これまたアバウトなノリだった。
ツアーはランチの後黒砂漠
んー。結構微妙。バスでこんなんとこずっと走って来てたんだもん
クリスタルマウンテン
んー。キラキラあるけどね。
・・・・。
まぁこんなのは白砂漠のおまけみたいなものですよ
やはりこのツアーのメインは白砂漠なのだ。
白砂漠といってもアメリカで行ったホワイトサンズ国立公園のような石膏砂漠ではない
風にさらされて削られた石灰岩の白い砂漠は、不思議な形をしていて美しく、
夕日を浴びて刻一刻と染まっていくそれらの巨石はそれはそれは綺麗だった
ジープで砂漠深くに入り込み、白砂漠のど真ん中でキャンプが始まる
火が焚かれ、
日が沈むとほぼ同時刻に、
満月が顔を出す。
「まるで他の惑星に来たようね」
とホンジュラス出身のナタリーさんが呟いた。
まさにそんな表現がピッタリの風景だった。
ツアーを参加すると決めた時、
ずっと砂漠を走ってきているのに、なにが悲しくて金を払ってまで砂漠で野宿をしなきゃならんのか。
とか思っていたけど、こんな幻想的な風景を観れるなんてなかなかないよな。うん。
満月だったので、星空はチラホラとしか観れなかったけど、影がハッキリと映るくらいの月明かりに照らされた白砂漠は本当に綺麗だった。本当に。
期待していなかった夕食だけど、焚き火でチキンを調理したりと大満足の内容だった。
いつも鳥の骨を貰っているのだろう、砂漠キツネのフェネックがやってきて和ませてくれる
砂の上にマットレスを敷いて寝袋と毛布をかぶるだけの、いわば大地の雑魚寝。
こんな体験が最高に贅沢だったりする。
翌朝。
本当に気持ちがいい
日本人には単なるフンコロガシだけど、エジプトでは幸運の虫スカラベ
午前中も少し白砂漠を周り、
ちっこかったけど砂丘にも連れてきてもらえた
最後は鉱泉で足湯に浸かりツアー終了!
アバウトなツアー申し込みだったけど、最後まで滞りなく進み無事カイロへ帰ってきた
お勧めです。白砂漠