ジャンボ、ケン!! ハバリ?
(こんにちは、ケン?調子はどう?)
僕の通っていた中学の英語の教科書で一番最初に、ケニアからきた女の子がこう聞いていた。
英語の教科書なのに何故スワヒリ語?と思ったものだ。
何故そんなマイナーな言語をわざわざ登場させるのだろうと。
だけど中学校で勉強した英語の文法など綺麗さっぱり忘れてしまったけど、こういうのはよく覚えているもんだな。
そして何故か、このことがあったからか僕はアフリカに来てからもしばらく、ジャンボ!!というのが恥ずかしかった。笑
なんでだろう。アメリカ人に面と向かって『 This is a pen!! 』と絶対言わないように、初めて習った単語ってなんとなく胡散臭い気がしたからかな・・・?
当時はまさかアフリカで本当に連呼するとは夢にも思わなかったからな。
そんな恥ずかしがっている僕をよそに、アフリカの人たちはフレンドリーで色んなところから、声がかかる
ジャンボ!! マンボ!! ハバリ!!
こちらも振りまく
ジャンボ!! ンズリ!!(元気です)
多くの人が目があうと親指を突き出したグーのポーズか、親指と小指を出したアロハポーズをしてくれる。女の人もマサイの人もニコニコしながやってくれる
意外とかっけぇんだ、アフリカ人。
僕の乗せられやすいので、アロハポーズで返す。
意味知らんけど。
子供もめっちゃ手を振ってくる。
まぁよく聞くと、金くれや、物くれ、言われてることもあるけど、大半はいい声援を受けて走る。
ジャンボ!!
さぁって、さくっと行きますよぉ
モシの町を出発してこの旅初のバオバブが現れた。
おー!すげぇすげぇ。バオバブだぁ
地域によってはそこらじゅうにバオバブが生えている。
どうでもいいけど、乾季なのに天気悪くて、小雨に降られた。
と言っても、5分くらいサーっと弱く降って止むくらいのもだから問題ないけど
まぁ相変わらずこんなところです。
ひたすら真っ直ぐです。たまにバスのチキンレースに巻き込まれそうになりますが、概ね快適です。
まぁ真っ直ぐな道で、向かい風ゾーンですが、概ね快適です。
今日も私めに、温かいお米を与えて下さって感謝します。アーメン。
バリエーションが無いって言えば全くないけど、アフリカで米を食べれるのって本当に幸せ
ちょっと小さな村での飯事情が少しわかってきた。
南米では、小さな村の食事は、ポジョ(鳥)かレス(牛)かを選ぶとセットが運ばれるという感じ。
一方東アフリカは、
ワリ(米)、ウガリ(トウモロコシの粉を練った蒸しパン)、チャパティを選ぶとセットが出てくる。
なので、とりあえず、ワリと言えば何とかなる。
更にワリ ニャマと言えば鉄板。(米と肉)
大体2000シリング前後(120円)。安いと1500、高いと3000くらいかな
チャリを漕いでると、これほど有難い飯はない。腹減ったチャリダーの胃袋を満足させてくれるくらいのボリューム。
ビバ炭水化物。
太るから炭水化物取らないなんて、先進国の常識はここでは一切通用しません。
走っていると、向こうからチャリダーがやってき。
彼はウィリアム君と言いむっちゃテンション高い面白い子だった。
そのファッキンくそ多い荷物は一体全体どうしたんだ?
と興奮気味に聞いてきたので、
1年帰ってたけど、3年走ってるからね。後2年走らなきゃだし。
ファッキンスゲーな!!
超マジファッキン興奮するよ。何キロくらいあんの?その荷物?
ん~大体40キロくらいじゃね。水次第でもっと重いけど。
え?それ、with チャリっしょ?
いや、without チャリだよ。
シットゥ
マジかよ?超ファッキンだな。
そういえば、ウィリアム君ケープタウンから来たんでしょ?どれくらいかかった?
ん~?3週間だな。
(早すぎ?3か月かも)
は!?めちゃめちゃ早くね?それ?
君はどれくらいで行くつもり?
え?6か月の予定なんですけど。。。
わははー。ファッキンおもしれ~。どんだけ~
それにしても早すぎと思ったけど、昼の12時半の時点で彼のメーターは100キロを指していた。
なに?もう100キロも走ってんの?
Sameの町まであと60キロだよ。
まぁ追い風だからね。
あと60か。さくっと行くかな。
超マジファッキン会えてよかったよ。
いや、追い風とかそういう問題じゃない気がするけど・・・
シットゥ!!とかファッキンなんちゃらとか使うすげぇ面白い子だった。
本日のお宿。
大体こんな感じのクオリティの所に泊まってます。
ここは7000シリング(400)と安かった。
夕飯はビールと一緒に!!これの為に走ってんだ。マジで
翌朝は久しぶりに眩しかった。
アフリカは曇ってると、とことん暗黒に沈んじゃないかって気分になるけど、
太陽が照ってると、こんなにキラキラ輝いて見えるかってくらい太陽に生える。
大地も人も。
アリ塚っすな。恐ろしや、
こんなんがボコボコある
うっひょ~
気持ちよくなってきた
ちょっと大きめの町に行くとこんな補給食にもありつける。
サモサ。あのインドのサモサがこっちに伝わったもの。
カレー味ではないものの、ほぼ一緒
標高を落とすと、景色が一変した。
なんだか東南アジア辺りの田舎みてぇだ
あ~なんつうんだろ。
めちゃめちゃ気持ちいなぁ
こういうところ走んのって
マンゴーツリー!!
沢山なっていて
路上に並ぶ
コログウェに到着。いいとこあった。
ちなみにアフリカもふくよかな女性が好まれます。米食いましょう米。笑
夜は薄暗い
19日目 Same 106キロ 標高 810m
20日目 Mkomazi 82キロ 標高 415m
21日目 korogwe 75キロ 標高 275m