さてさて、マシンゴの町からグレートジンバブエ遺跡までは約30キロ。
バスもあるそうなんだけど、朝コーヒーポットにを淹れてお弁当と空気入れだけバックに詰めて、自転車で出かけた。
さすがに、空身だと早く1時間20分ほどで遺跡に到着。
ダメもとで、「自転車で入っていい?」って聞いたけど、やっぱり駄目でした。
カメラとコーヒーと、お弁当とお菓子を持っていざ中へ
この遺跡は、大きく分けて80mの花崗岩の丘の上に建つヒルコンプレックス呼ばれる神殿と、低地にあるグレートエンクロージャーに分かれるらしく、とりあえず丘から攻めてみることにした
下から石積みの階段が延々続き、それをひたすら上がっていく
上に見えているのが、神殿の壁
上がるにつれて石壁がしっかりしてきて、巨石の合間を縫って道が作られていたりと面白いつくり
そして神殿の壁まで上がってきた。
小さい門をくぐると、
こんな感じに神殿が広がっている。
おぉ。すげぇわ、こりゃ。まさに『石の家』。
巨石の自然石と花崗岩を同じ大きさに切って、積み上げて作っている。
なんかマチュピチュにあるコンドル神殿みたいだな
ただし、ここの石組はモルタルなどを一切使わずに、ただ積み上げているだけらしい。
歩き方曰く、これは世界でも珍しい建築様式らしい。けど、建築様式っていうかそういう発想がなかったんじゃなかろうか。
ちなみにエジプトのピラミッドに次ぐ、世界で2番目に大きい石造建築らしい。
だけど、エジプトや中南米はもちろん、他の大陸にある様々な遺跡は大陸ごとに繋がりや影響があるけど、こんな何にもないアフリカによくここまでの石造建築を残せたなと本当に感心する。
ここから、王が演説したとされる丘の最上部にある巨大な自然石の神殿の上に上がる
途中まで石の階段で
最後は岩にへばりつく様にあがる。
まさにこんな感じに。笑
すっごい風景がそこにはあった。
全てが見渡せる完璧な場所。最高に気持ちがいい。
ここに王国を気づいた王の気持ちが手に取るようにわかる
あぁ、王様はこの風景が好きだったんだろうなぁ
ちなみに、下にある広場に家臣を集めて演説したらしい。
この時間帯は観光客も居なかったので、王の玉座でコーヒーブレイク。
最高。もうマジ最高。
コーヒー持ってきて大正解だな。なんでこんなに美味いんだろう。
ちなみに遠くに見えている囲いがグレートエンクロージャー。
こんな感じに見える。
ここからは本当にすべてが見える。
何度も言うけど、本当に最高に気持ちのいい場所だ。
しばらく気持ち良すぎて動けなかったけど、下りて神殿内を探索する
本当に面白い。
王の住居や神殿に使われていたらしいってことくらいしかわかっていない。
自然石と積み上げた石との調和が、本当に圧倒する。
そしてまた下界の眺めが素晴らしい!!
そして、お次はグレートエンクロージャーに向かう。
低地に降りてきた。
グレートエンクロージャーとは大囲壁という意味らしく、第一夫人の住居と考えられ、他に学校や宗教儀式を行う場と考えらているらしい
とにかく巨大で11mにもなるらしい。
当然これも積み上げただけ
グレートジンバブエと言えばこれ。みたいなのに使われる円錐形の石の塔。
穀物倉庫や宗教儀式を行っていたとか、さまざま言われているらしい
壁の中に人ひとり通れるくらいのスペースがあったりと、面白い造り。
まぁ総合すると、どんなことに使われていたとかあまり解っていない遺跡らしいっす。ここ
石組でこんな模様も
これは蛇の生命力を表している。『らしい』ってさ
丁度いい木陰になってる岩を見つけ、お弁当を広げゴロんちょする。
詳しいことは解っていないグレートジンバブエ遺跡だったけど、僕にとって最高に気持ちのいい遺跡で大満足だった。
あっ、最後に
来るまで知らなかったんだけど、ここにキャンプサイトがあった。広々綺麗で3ドルって書いてあったかな。
ここで朝から晩までのんびり過ごすってのもおつだったなぁ
70日目 Great Zimbabwe 往復55キロ