そして出発の日。
実はケコちゃんとこーへー君も今日のケープタウン行のバスに乗り出発するので、そのタイミングで僕も出発することにした
みんなとの別れは寂しかったけど、久しぶりに走りたい欲求にかられた。
ウィントフックは周囲をなだらかな山に囲まれているため、のんびりとしたゆるい坂を超える道だ。
まぁこの辺はレンタカーで一度走っているので、把握している道だった。
野宿はこんなところ。
朝焼けが本当に綺麗だった。
自転車旅をしみじみ感じる
しっかし暑い。
そんでもって眠い。ずっと不規則な生活を送っていたから、自転車旅に体が慣れるまでなかなかしんどい
2日目は予期せずベストなタイミングでキャンプ場が現れたので、早速お世話になる。
500円くらいでかなりクオリティが高いので助かる。
ホットシャワーもジャバジャバ出るしね。南米なんかより全然出る。そりゃもうジャバジャバと
当然こいつにもお世話になる。
乾いた大地を走った後のビールは本当に最高だ
そして次の日は、
もうずっとこんな道
走れども走れども
そんでもって暑い。
書くことないっす。ずっとこんな一本道なんで。
こういう標識に癒されるくらいで。
ナミビアはこんな道路や線路の下のスペースを定宿として使ってました。
早めにテント張っても、見つからないし日陰で涼しく本当に助かった。
4日目。さて書くことないのでサクサク行きましょう。
空の色が綺麗になってきた。
太陽は相変わらず暑いけど、風は比較的涼しい
200キロくらいの無人地帯の真ん中に、僕の地図では小さい町の表記でAsadという町に差し掛かった。
期待はしていなかったけど、予想通り小さな町だった。というか集落だった。
一応昔はGSとBarはあったみたいだけど、今はもう潰れて廃墟になっていた。
その向かいの家に、
なにやら売ってそうな雰囲気。
コーラある?と聞くと、「あるよ」とのことだったので、入らしてもらいポテチとコーラ休憩をとった。
予期せずありついたキンキンコーラが体に沁みる。
おばちゃんが話しかけてきて、「サイクリストはいつもここに寄ってくよ」
そりゃそうだ。チャリダーからしたら200キロの無人地帯の真ん中にあるここは、まさにオアシスだもんな
割としっかりとした家で、コーラもキンキンに冷えていたので、水道水をもらっても差支えないだろうと思い、ペットボトルを持ってきて、
水道水を欲しいんだけど・・・と頼むと
おばちゃんはちょっと待ってなと言って家の中から凍った2リットルの水を差しだして。
さぁ持っていきな
沁みたね。マジで。
たかが水じゃんと思う人も居るかもしれない。
でも、このくそ暑いなか走ってる僕を気遣って、凍った水を差しだしてくれるその優しさに本当に心打たれた。
ありがとう!!本当にありがとう!!!
せっかく貰った凍った水だけど、この暑さだ。あっという間に溶けていく。
だけど不思議なもんで、それまでの灼熱荒野の疲れをすっかり忘れ、心も体もほっこりしてくれた。
135日目 Rehobothから8キロ先 ブッシュ 98キロ
136日目 Kalkrand キャンプ場 93キロ
137日目 Marientalから40キロ 道路下 117キロ
138日目 Keetmanshoopまで55キロ 道路下 130キロ
@ナミビア