もっと気軽にアウトドア

自転車で世界一周した父が、家族のために気軽なアウトドアに奔走します。

2013年 プチ沈没からの脱出。ケープタウンへの1500キロラストラン

そして出発の日。

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実はケコちゃんとこーへー君も今日のケープタウン行のバスに乗り出発するので、そのタイミングで僕も出発することにした


みんなとの別れは寂しかったけど、久しぶりに走りたい欲求にかられた。


ウィントフックは周囲をなだらかな山に囲まれているため、のんびりとしたゆるい坂を超える道だ。

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まぁこの辺はレンタカーで一度走っているので、把握している道だった。

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野宿はこんなところ。

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朝焼けが本当に綺麗だった。

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自転車旅をしみじみ感じる

 

 


しっかし暑い。

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そんでもって眠い。ずっと不規則な生活を送っていたから、自転車旅に体が慣れるまでなかなかしんどい


2日目は予期せずベストなタイミングでキャンプ場が現れたので、早速お世話になる。

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500円くらいでかなりクオリティが高いので助かる。

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ホットシャワーもジャバジャバ出るしね。南米なんかより全然出る。そりゃもうジャバジャバと

 

当然こいつにもお世話になる。

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乾いた大地を走った後のビールは本当に最高だ

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そして次の日は、

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もうずっとこんな道

 


走れども走れども

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そんでもって暑い。

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書くことないっす。ずっとこんな一本道なんで。

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こういう標識に癒されるくらいで。

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ナミビアはこんな道路や線路の下のスペースを定宿として使ってました。

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早めにテント張っても、見つからないし日陰で涼しく本当に助かった。

 


4日目。さて書くことないのでサクサク行きましょう。

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空の色が綺麗になってきた。
太陽は相変わらず暑いけど、風は比較的涼しい

 

200キロくらいの無人地帯の真ん中に、僕の地図では小さい町の表記でAsadという町に差し掛かった。

期待はしていなかったけど、予想通り小さな町だった。というか集落だった。

一応昔はGSとBarはあったみたいだけど、今はもう潰れて廃墟になっていた。

その向かいの家に、

なにやら売ってそうな雰囲気。

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コーラある?と聞くと、「あるよ」とのことだったので、入らしてもらいポテチとコーラ休憩をとった。


予期せずありついたキンキンコーラが体に沁みる。
おばちゃんが話しかけてきて、「サイクリストはいつもここに寄ってくよ」

そりゃそうだ。チャリダーからしたら200キロの無人地帯の真ん中にあるここは、まさにオアシスだもんな

 


割としっかりとした家で、コーラもキンキンに冷えていたので、水道水をもらっても差支えないだろうと思い、ペットボトルを持ってきて、

水道水を欲しいんだけど・・・と頼むと

おばちゃんはちょっと待ってなと言って家の中から凍った2リットルの水を差しだして。

 

さぁ持っていきな

 

沁みたね。マジで。
たかが水じゃんと思う人も居るかもしれない。
でも、このくそ暑いなか走ってる僕を気遣って、凍った水を差しだしてくれるその優しさに本当に心打たれた。

 


ありがとう!!本当にありがとう!!!

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せっかく貰った凍った水だけど、この暑さだ。あっという間に溶けていく。

 


だけど不思議なもんで、それまでの灼熱荒野の疲れをすっかり忘れ、心も体もほっこりしてくれた。

 

 

135日目 Rehobothから8キロ先 ブッシュ 98キロ

136日目 Kalkrand キャンプ場 93キロ 

137日目 Marientalから40キロ 道路下 117キロ

138日目 Keetmanshoopまで55キロ 道路下 130キロ


ナミビア

 

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