地図ではやはり小さな村っぽかったけど、冷たいコーラでもと思いTsesの町に入って行った。
ところが、町はほぼすべてトタン屋根で出来ているバラック小屋。
どうやらここはタウンシップらしかった。(旧黒人居住区)
ナミビアにもアパルトヘイトの余波があったのかは知らないけど、こういう風景の町は実は結構走った。
アパルトヘイト時代に黒人は、決められた一部の地域に住まわされた。今はもちろん撤廃されて好きなところに住めるけど、経済的な理由などからそこに留まる人は多いと聞く。
治安が悪そうという雰囲気はないけど、やっぱり寂しい感じは否めない。
ずっと綺麗な町の風景を写真を撮って伝えてきてるけど、こういうところもあるという現実。
ナミビアは栄えていて、本当に綺麗だけど、その分貧しい人たちは意外と目につく。
そして貧富の差が大きい分、今まで走ってきた『皆が貧しいからあまり気にしない的な国民性の国々』とは違い、なにかギスギスしたのを感じるのも確かだ。
なんかこのままシリアスな流れになっちゃいそうなので、いったん切ります。
いや、スクールゾーンで80キロ制限ってナミビアさんあんた一体・・・
今日もこんなところでテントを張る
こんな感じでテントの中から、月を観る
さて翌日はようやくしっかりした町っぽいKeetmanshoopへ向かいます。
空が青くて、雲がいい感じに浮かんで、写真映えするから写真が進む。
まぁ思いっきし向かい風吹いてるんですけどね。
町はのどかーーな感じだった。
ここからまた無人地帯の走行になるので、電子機器の充電も兼ねてキャンプ場にでも泊まりたかった。
だけど、キャンプ場あるよ的な看板はどこにもなかった。
最悪スーパーで買い出しだけして、先へ進むしかなさそうだな・・・
でも、ダメもとで1件のB&B(ベット&ブレックファーストの略。要は民宿)へ行ってみた。
門構えめっちゃ立派。インターフォンを押して、泊まりたい旨を伝えると門が自動的に開いた。
むっちゃくちゃ綺麗なご自宅。
・・・こりゃ駄目だな。
えっと、泊まりたいんですが、一泊幾らですか?
260ナミビアドルよ(2600円)
!!!!
マジで!!!!!
500以上は絶対すると思ってた。つか安い!!(あくまで僕の感覚ね。)
260ナミビアドルとか絶対泊まるし
部屋を見せてもらうと
きゃーーー。
素敵~~~~~~!!!
つか、2か月振りのベットだ~~~~!!!
むっちゃクチャ綺麗で、むしろ俺が汚くて申し訳ありませんって感じ。こんなとこアフリカで思うとは思わなかった!!
しかも冷蔵庫もある!!
当然ホットシャワーもジャブジャブ出る
あぁこれで26ドルか。
そうだよな。うん、うん。
マジでジンバブエの水シャワーしか出なくプラグもないボロボロ安宿に平気で25ドルとか言ってきちゃうジンバブエ人に言ってやりたい
26ドルクオリティってこういう事を言うだぞ!!!
全然払うよ。
その見返りがあれば、喜んで払うのよ!!
しかも見て
こんな可愛いの
本当は2泊したかったけど、明日はフルだって言われちゃって今日を全力で満喫します。
1泊しかしないのに、冷蔵庫にテンション上がってこんなに買い出ししちまったぜぇ~~~
熱々シャワー浴びて、全裸で過ごす。
変態って思うかもだけど、人は2か月ぶりの個室を与えられると、たぶん裸になると思う。笑
とにかく今まで出来なかった事を思いっきり楽しんだ。
ガス二刀流
思えば成田でMSRのガソリンバーナーを取られて以来、すっかりガスバーナー使いになってしまった。
でも、楽。ガスって
カレー!!
あぁマジで久しぶりの個室生活楽しかったぁ
139日目 Keetmanshoop 宿(2か月ぶり) 59キロ