翌日は北海道と言うより、ヨーロッパ的な風景だった
どこまで広大なんだこの国は
ブドウ畑を抜け、下るだけの峠となる
じゃん!!これを一気に下る
盆地に作られた町を抜け、
再び下るだけの峠。しかも傾斜が緩くてのんびり下れるし、
なにより景色が最高すぎる!!!
ここは本当にみんなに下らせてあげたい
こんな気持ちのいい木陰で昼飯&シエスタ
のどかだ
こんなところで育ったブドウなら、そら真っ直ぐないい子に育つわ
しばらくのどかな平地を走っていたけど、ウェリントンへ向かう道はどうやら峠らしかった
しっかし本当に可愛らしく作ってあんなぁ
鼻血でそう。笑
楽しくて仕方ない
しんどいけど、景色がいいから許す!!
時間はかかったけど、本当に最高の峠だった。
世界遺産になりゃいいのにと思ってたけど、どうやらこのR303号線の道路は幅広く世界遺産になってるらしかった。納得
峠を越え
反対側の風景に驚く
なんだこりゃ。全然今までと違う。これがワインの産地ワインランド
もう既に夕方だったので野宿地を探すことに。今まで山道だったから全くテントを張れそうなところが無かったのだ。
あの奥よさそう。
こういう時チャリダーの感が働く。
山だし、ゲートがあるから車も入ってこないし、あの奥にスペースがあればベストだ。
ところが探し始めた矢先、一台の車がやってきて夫婦と思われる男女がこちらへやってきた
やべ、入っちゃいけないところだったかな。
と一瞬おもい挨拶を交わす。
注意されるのかと思いきや、しばらく話した後
良かったら僕らの家に来ないかい?温かいベットとご飯。それにモヒーとも飲めるよ
へ?マジですかい?
もちろん君が良かったらだけど。
もちろんいいに決まってます。どうもありがとう!!!
待ち合わせは、町の入口にある小さなガソリンスタンド。
他の会話はしどろもどろでも、そこだけは全力で聞いた。笑
彼らは本当にいい人たちで、「景色がいいから、私たちの事は気にしないでゆっくり下って景色を楽しんでね」と付け加えて、先に車で峠を下りて行った。
言っていた通り、下りはさっきまでの岩場とは打って変わって、緑の多い本当に景色のいい所だった。地元の人も沢山ピクニックに来ている。
ワインの産地の自由な空気がここには確かにあった。
確かに綺麗な景色の中のダウンヒルは最高だったけど、僕の頭は温かいベットとご飯でいっぱいだった。
うおぉ~~~~。ベットとご飯~~~~
下ってる途中も、下りきってからも景色は綺麗だったけど、
僕にはこっちの方が綺麗にみえた。笑
町の入口!青と白の小さなガソリンスタンド!!間違いねぇ!!!
着いた時に彼は居なかったけど、一旦家に戻ってから迎えに来てくれると言っていたので、待っていると
10分後。彼が来てくれた。ほっ
車に自転車を積み込み彼のうちへ
10分ほど走って、郊外の素敵なお家へ。
素敵。
犬3匹、猫1匹。
どの子たちも可愛らしい
「この部屋を使って」と通された部屋は、映画のセットみたいなアトリエの中だった。
むっちゃくちゃ素敵。
聞くと奥さんの趣味の部屋らしい。
彼は、「彼女はなんでも自分で作るんだ」と言って自分の部屋にセンス良く飾られた装飾品はすべて奥さんの手仕事だと教えてくれた。
彼はジョニーと言い、休日になると趣味のクライミングやマウンテンバイクを楽しんでいるという。
そして、僕が日本で自転車店で働いていたと言ったら、僕もだよと驚いていた。
道理で、無造作にS-WARKSが置いてあると思った。(ウン十万円)
凄い自転車に乗ってるね。と言うと、彼は解る人が来たと言わんばかりに、その良さを嬉しそうに話してくれた。たぶん日本語で言われてもあまり理解できないであろう話を。笑
料理も本当に美味しく、本当に楽しい夜だった。
ジョニーと真ん中がお母さんで、右が奥さん
ジョニーも奥さんも朝早いので、食べ終わったらすぐ就寝となった。僕も峠で疲れていたので有難かった。
翌日はジョニーが職場に自転車で行くというので、一緒のタイミングで出発することにする
153日目 Wellington ジョージの家 115キロ