見送りに来てくれた
と思ったら、そそくさと行ってしまった。ツンデレ
さてさてちょっとアフリカのゴールについてちょっと。
僕はアフリカのゴールとして喜望峰を目指してるわけだけども、実はこの喜望峰はアフリカ最南端ではない。最南西端なのだ。現にここハマナスは喜望峰より南にある。
では、どこが最南端かと言えば、ハマナスから100キロほど行ったところにあるアグラス岬だ。
多くのチャリダーしかりバックパッカーしかり、有名な喜望峰をゴールとしてる人がほとんどだ。
ただ、僕はあまり興味はなかったのだけど、たった100キロだしついでに行ってみようかとも思ったけど、ステレンボッシュでの滞在が長引いたので、それを止めた。
それに、ここから先は景色もいいわけでなく、アグラス岬も何もない岬だと教えられていた。
まぁ予定通り、喜望峰目指します。
そんなわけで、70キロほど同じ道を走るわけだけども、来る時も追い風、帰る今日も追い風という奇跡がおこった。
誘惑に勝てず、来た時寄ったペンギン村へ引き寄せられる。
いざ仕方なし
なんといっても、今日は来るときに見つけた、気持ちのいいビーチのキャンプ場に行くだけなのだ。のんびりでいい
いい感じの時間にキャンプ場につき、
ノーオーバーナイトキャンピング。
と言い放たれがっくし。来るときに確認しておきゃよかった
こりゃ急いで宿のある町まで行かなきゃ。
さすがに、この辺で野宿はちょっとしたくない。
と、思いつつも
あっ、あそこにクジラが!!
おぉ~~~
ありがとうクジラ道路
そこからは追い風を利用してぶっ飛ばした。
ようやく目的の町を射程圏内にとられたとき、目の前に今までに見たことのないタウンシップ(旧黒人居住区)が広がった。
遠くに薄っすらとみえているのは、有名はテーブルマウンテン。つまりあの裏側がヨーロッパの様な綺麗な街並みと言うケープタウンだ。
海も観えず、景観のわるい荒野に隠すように押し込められているように作られたタウンシップ。
衝撃だった。こんな大きさのタウンシップをみたのは初めてだ。
マンデラさんが大統領になり、アパルトヘイト時代は終わり、南アフリカは国際的な信用を取り戻し急激に発展してきた。
だけど、全く終わっていないと実感させられる瞬間。
この頃南アフリカは、綺麗とか楽しいとかばっかりだったけど、実は綺麗な町の裏には必ずこのタウンシップが存在していた。
そんな広大なタウンシップを抜けて、海沿いに出る。
ここでは強烈な風にあおられて散々だった。交通量多いし路肩ないしで本当に気を遣う。
さらに砂が強風に乗って体にバチバチ当たって痛い。夕暮れも近い。疲れた腹減った
それでも、なんとか日没前にはホステルに到着した。
小さな海に面した街で、本当に可愛らしかったし、ヘトヘトで日没間際に到着したのだから、翌日は本当はもう一泊ゆっくりしたい。ここのホステルも本当に素敵だし
だけど、半地下の部屋から外に出て思いが変わった
いい天気だ・・・
よし、行くか
喜望峰へ
160日目 Muizenberg 133キロ