ここら辺の天気の傾向として数日間の晴と、数日間の曇りや雨を繰り返す。
明日晴れるという保証はない。それに天気待ちをする時間もない
喜望峰は絶対青空がいい!!
行こう。喜望峰へ。
前日の疲れはどこ吹く風、喜望峰へ行ってやると思いがどんどんテンションをあげる
海沿いの町は本当に綺麗で可愛かった。
ただ、向かい風も本当に強かった。
ここはパタゴニアか!!
どうやら年がら年中同じ方向から風が吹くらしい。
だけど、アフリカももう終わりかと思うと、その強風の向かい風ですら愛おしかった
あそこで終わり。
・・・。本当に終わるんだな
ゲートで入場料を払う。ココから先は動植物保護区になっており、世界遺産でもある。
ダチョウと一緒に走り、
喜望峰(Cape of Good Hoep)への分かれ道。
ここから一直線に大西洋へと下る。
やがて、遠くにバスや車が止まってるのが見えた。きっとあれが喜望峰・・・。
永遠に続くと思われた地平線のアフリカの大地にも当然終わりは存在するわけで。
それはもちろんわかっているんだけど、目の前に海しかない光景がなんだか信じられなかった。
走ったんだな。アフリカを
ふふふ
はっはっはっは~~~~~~!!!!!!!
うおぉぉぉぉぉぉ~~~~~~~~~~~~
おっしゃ~~~~~~~~~~~~~~~~~
やってきた~~~~。遂にたどり着いた~~~~~~~~~~~
強風でかき消されるのをいい事に叫びまくった。抑えられない高揚感、楽しさ、達成感が爆発した
もっと感傷的になるかと思ってた。本当に面白かった大陸だから。
だけど、そこには感動もなければ、一ミリの涙もなかった。
ただただ、嬉しくって楽しくってしょうがなかった。
自転車で長いこと旅をしていると、最近よく『凄いですね』と言われる。
自転車旅はすごい事ではないし、当然僕も凄い人物ではない。
だけど、僕にいつか孫が生まれたらこう言って聞かせるんだろうな
『爺ちゃんはアフリカも走ったんだぞ。凄いだろう』って
2013年11月11日。アフリカ最南西端 喜望峰 到着。
最高だった
ここではもっとアフリカの思い出が蘇るのかと思ったら、この碑を何も考えずにボーっとしながら眺めながら、そこからしばらくは動けなかった
その場にいた沢山の人たちに祝福された。
おめでとう!!どこから走ってるの?
こんな質問が来ることは解っていた僕は、ある小道具を用意していてそれを見せながら皆に言った。
走ってるんだよ。世界中をね
東部・南部アフリカ 完
再出発より161日目(約5か月)。トータル3年5か月
東・南部アフリカ走行距離 7834キロ
総走行距離 4万5千530キロ
パンク 1回 (今回新しくしたシュワルベのマラソンプラスは本当に最強でした)
マラリア なし