もっと気軽にアウトドア

自転車で世界一周した父が、家族のために気軽なアウトドアに奔走します。

2014年 自転車旅の再開。最後のアジア大陸。日本へ

さて、最近お気に入りのトルコ航空イスタンブール到着です。

f:id:sunsunfamily:20200619135501j:plain

トルコ航空は自転車料金が別で設定してあり、スペイン~イスタンブールが30ユーロの自転車料金で積み込める。

まぁ探せばもっと安いところもあると思うけど、毎回使ってる安心感と快適さで、ちょっと高くても最近はトルコ航空を使っている。
安い航空券でも自転車の超過料金で逆に高くなることもしばしばなので。


今回も無事自転車と荷物を受け取る。
この瞬間まで毎回飛行機とはヒヤヒヤの戦い。


さて、長い事自転車に乗らなかったのでここで少しルートのおさらい

f:id:sunsunfamily:20200619135555j:plain


今回はざっくりとこんな感じです。笑

トルコ・コーカサス・イランから中央アジアを抜け、中国を走り頃合いを見計らって東南アジアへ飛び、上海まで走りフェリーで日本へと考えていますが、さてどうなることやら


これで見ると一瞬だけど、旅立ちは2009年。26歳の時、


あの頃は、本当に自転車で世界なんか走れるのか不安で仕方なかったけど、気が付けばアジアを残すのみ。

 

トルコはイスタンブール

f:id:sunsunfamily:20200619135619j:plain



実は今回一人の旅人を待っていた。
僕の到着から5日後に、自転車と共にやってきた。


今回のアジア縦断は詩織と一緒に走る。

f:id:sunsunfamily:20200619135637j:plain


詩織とは南米で出会い、僕の一時帰国中に北海道やしまなみ海道を一緒に走った。
自転車や装備は、一緒にそろえたけど、ひとりで自転車をばらして持ってくるのに不安を覚えたけど、なんの問題もなく組み上げれてほっとする。

 

前回1か月近く居たこともあり、特に観光と言う感じではなかったけど、自転車店やアウトドアショップなどの合間にちょいちょい観光を挟んだ。


まずは地下宮殿に

f:id:sunsunfamily:20200619135656j:plain


ブルーモスク

f:id:sunsunfamily:20200619135712j:plain

f:id:sunsunfamily:20200619135718j:plain


アヤソフィア

f:id:sunsunfamily:20200619135723j:plain

f:id:sunsunfamily:20200619135822j:plain


夜の散歩

f:id:sunsunfamily:20200619135838j:plain

f:id:sunsunfamily:20200619135841j:plain

f:id:sunsunfamily:20200619135850j:plain

 

世界中にある東京を示す指標

f:id:sunsunfamily:20200619135921j:plain


普段は何とも思わず見てるけど、今回は現実感アリアリ。

8954キロ。

f:id:sunsunfamily:20200619135937j:plain



長年自転車漕いでると、走れる距離にしか見えないから不思議。笑

他の大陸と違い、この道が上海まで繋がっていて、その先の少しの海を越えれば日本があるというこの何とも言えない感覚。

 

 

日本からの有難い救援物資

f:id:sunsunfamily:20200619140039j:plain



タッパーに入れてお弁当に


前回利用した有名日本人宿のツリーオブライフは残念ながら閉鎖されてしまったので、今回はコーディアル・ハウスというホステルを利用した。
地下にあるキッチンは狭いけど綺麗で、共有スペースはかなりお洒落。

そこである韓国人の男の人と仲良くなった。

彼はキム君と言い、世界一周中の旅人だった。

お互い旅の話をして、キム君はアメリカ大陸はバイクで走るつもりなんだと言っていて、更にアジアもバイクを買って走るつもりだったけど、トルコでバイクを買おうと思ったらトルコはトルコ在住の人しかバイクを買えないらしく、諦めたんだと言っていた。

 

そうなんだ。それは残念だったね。

 


でも、君の話を聞いてたら面白そうだね。

 

 


もし僕が自転車を買ったら少し一緒に走っていいかな?

 

 

 

はい?

 

 


初めは冗談かと思い笑って流したけど、どうやら本気で言っているらしかった。
今回は、詩織も海外走行初めてだし、イスタンブールでやることも多かったので、申し訳ないながら、キム君に付き合って自転車や装備を見に行く時間もなかった。

それにバックパッカーが自転車旅を始めるのには、自転車やキャリアといった装備のほかに、テントや寝袋も当然必要になってくる。物価の安い国を夏に走るなら別だろうけど。

 

 


そういう理由から後日

 

 


ごめんキム君、これこれこう言う理由で、ちょっと今回は・・・

 

 


と言ったらキム君は、

 

 

うん。全然問題ないよ。
岳の気持ちはよくわかってるから。

 

 

 

ごめんね。

 

 

 

といって具合に、ワイワイと一緒にご飯を食べ始めた。

 

 

 

ら、キム君が

 

 

 

実は今日自転車を買ってきたんだ。

 

 

 


え!?
キム君自転車買ったの?キャリアとバックも買ったの!!テントも!!

ちょっと見せてもらってもいい?

 

 

 

キム君の自転車と装備を観て驚いた。

これ全部キム君ひとりで揃えたの?ネット見て?

 

 

すごいよ。キム君。つかそんなに本気だったんだね。
それじゃもしよかったら数日間一緒に走ろうか。

 

 

いいの?ありがとう。

 

 

 

そんなわけで、3人でスタートをでーっす。

 

 

これから「どこへ行くんだ?」と聞かれたら、

 


『日本だよ』って答えるのか。なんか信じられないな

 

 

スポンサーリンク