イスタンブールをスタートするにあたってルートをどうしようか考えた。
当初は、イランまでまっすぐ走ってそのまま中央アジアに抜けるつもりだったのだけど、
調べていくうちにイラン以後中央アジアはかなりビザの期間を考えて、サクサク走らなければいけないと分かった。
そうすると、かなり中国に入るのが早くなる。まぁそれはそれでいいのだけれど、やはり始めくらいはのんびりと走りたいもの。
そんなわけで、ノービザ3か月滞在できるトルコはのんびり走ろうという事になった。
更にイスタンブールを抜けるルート。
本来であれば、ツーリストの拠点になるイスタンブールのヨーロッパ側から橋を渡ってアジア側に入る第一歩を踏み出したいという気持ちはある。
その為には
①ここヨーロッパ側から新市街に行って、更にでっかい橋を渡りアジア側に行くか
②ヨーロッパ側からフェリーに乗ってアジア側に行くか
という事になる。その後交通量の多い中を気を使いながらの走行となる。
普段はそれしかないので、仕方なく走るけど今回は他のルートがある。
それはフェリーを使って対岸まで行く。
次の目的地としてブルサを選んだ。
ブルサに行くには左側の航路の方がブルサに近いのだけど、出航が朝の7時半でちょっと早すぎるので、Yalova(ヤロワ)行きの8時半のフェリーに乗ることにした。
事前に下調べをしたので、自転車の積み込み料もなく問題なく載せられることは確認済みだったのだけど、よくチャリダーが使うのか、荷物満載の自転車で行っても物凄く事がスムーズに進んだ。
つかめっちゃ綺麗。
そして意外とシステマティクに事が進み、定刻に出発。驚き。
1時間少しの快適フェリーに乗り対岸のヤロワに到着。
意外と寒い。
そしてここからブルサまでは約70キロ。午前10時。
まぁ問題なくブルサまで着ける距離だな。
ターミナルの前の道路がそのまま幹線道路で、迷うことなくブルサ方面へ漕ぎ出す。
どんより曇り空。
特にこれと言った風景の中を走るわけではないけど、久しぶりに自転車が漕げることが楽しい。
そして、やはり交通量が圧倒的に少ないので気楽でいい。
今日中に着けると思っていたブルサだったけど、やはり始めたてのキム君と詩織には少しきつかったようで、無理をしないで途中のガソリンスタンドにお願いしてテントを張らしてもらう。
テントを張りのんびりしていたら、チャイを飲みにおいでよと優しい声がかかる。
本当にトルコの人たちは親切だ。
観光地意外では英語は通じないけど、ここの人たちは少し英語が話せたので、しばらくお薦めのポイントを聞いたりとのんびりさせてもらう。
それじゃそろそろテントに戻ってご飯を作ろうかと思っていたら、
肉は食べれる?ベジタリアンではない?
と聞いてくるので、食べれるよと答えると。
じゃ、一緒にここで夕ご飯を食べよう!!
さすがに申し訳なくて、お断りしたけど、最終的には御好意に甘えさせてもらうことに
すごーいい
本当に美味しくて楽しい空間だった。
そして、明日は何時に出発するんだい?
と聞かれたので、これはあまりのんびりしてたら悪いなと思い。
8時ごろかな?あっ、でももう少し早く出発することも出来るよ。と答えたら、逆に
10時にここでまたみんなで朝ごはんを一緒に食べよう!
なんていい人たちなのだろう。
食後はトルココーヒーを頂く
飲んだ後はこんな感じにひっくり返して占いも出来るという。
長い時間をかけてガチ占いをしてくれるジャンスーさん
更に更に、テントじゃ寒いでしょと、従業員の仮眠スペースを使っていいよと言ってくれたけど、さすがにこれは丁重にお断り。
だけど、しっかり朝ごはんにはお呼ばれ
本当に走行初日から素敵な出会いに感謝
ブルサまではあと20キロくらいだったのでのんびり進む
ブルサの町で取材を受ける。
宿に着き、宿のおばちゃんに通訳してもらい取材をうける。
とにかくついてほっとした~
267日目 Yalovaから47キロ先GS 47キロ
268日目 Mursa 27キロ