コンヤからはいよいよトルコ観光の目玉であるカッパドキアに向かう。
まっすぐ走れば300キロないくらいだけど、せっかくだからちょっと寄り道してウフララ渓谷を走る予定だ
コンヤからアクサライまでは、はっきり言って全く面白くない平地が永延続く。
綺麗と思うかもしれないけど、これを永遠走らないといけないとなると話は別。
なんか人が再びフレンドリーになった。
子どもはマネーマネー言うようになった。
この子供たちは言わなかったけど
割といつもこんな感じでガソリンスタンドにお願いしてテントを張らしてもらう。
事前に調べた情報では今日行くセリメの村は観光地なんだけどスーパーが無いらしいので、アクサライのスーパーで買い出しを済ませた後、先ほどまでのフラットな道から一転アップダウンを繰り返し小高い山々の連続の道を走る。
綺麗な所だけど、ここの上りで襲われた野犬の群れはマジでやばかった。
世界中走っていれば犬に追いかけられるなんて、日常茶飯事なわけだけども、こんなに統制のとれた野犬の群れは初めてだった。
まさにテレビでよく見るハイエナの狩りのようだった。
リーダー格の犬がワン!!と吠えるとそれまで遠巻きに見ていた犬たちが四方八方から襲い掛かってきた。
幸い噛まれることはなかったけど、スペアタイヤを思いっきり噛まれて引きちぎりそうだった。
なんとか諦めてくれて事なきを得る。
それにしても綺麗な所になってきた。
そして、セリメの村。
カッパドキアっぽくなってきた。
ここではキャンプ場があるとの情報で行ってみると、確かに数件のキャンプ場があり、僕らはセリメ教会のほど近くのレストラン兼キャンプ場を選んだ。
15TLでシャワーもないから別段泊まらなくてもいいともけど、観光もしたかったし、気持ちのいい所だったから一泊していくことに
当初の予定では、このキャンプ場の目の前にあるウフララ渓谷の入口から軽くトレッキングをするつもりだったのだけど、やはり歩くなら、メインのルートを歩きたいという事になり、今日は村を軽く散歩するだけにした。
後から知ったのだけど、この辺でスターウォーズの撮影が行われたらしい。
翌日はお金を払ってセリメ教会へ
上に上がる通路もしっかりしており、
教会やその他の住居なども見ごたえあった。
そして走り出す。昨日のキャンプ場が渓谷の始まりの所に位置するため、一気に谷を駆け上る。
渓谷の上は割と穏やかな風景が広がっていて走りやすかった。
曇っていて写真は撮らなかったけど、晴れていれば、昨日の雪山がデカデカと綺麗に見えるはずだ
セリメから、ウフララ(表記はIhlara)の町にある渓谷のメインエントランスまで約7キロくらいだったかな
規模はそこまで大きくないけど、岩窟がありなかなかいい感じ。
階段で谷底におりて、トレッキング開始。
渓谷の激しさとは裏腹に、谷底は穏やかそのもの
カッパドキアの拠点の町からツアーも出ているので、休憩設備もしっかりしている
いくつか『教会⇒』みたいな標識があり、階段を上っていくと崖の中ほどに作られた教会が
顔や目がつぶされているのには色々な理由があるのだろうけど、落書きも多い。
信じられんよなとみてみると
こんな古い時代のも発見。時を超えて恥をさらしてなにがいいのか。
だけど、それらを抜きにしても、この教会やそこからみる景色は素晴らしかった
ツアーではこの先の別のエントランスまで行きピックアップしてもらうのだけど、当然僕らは来た道を引き返す。
大満足で2時間のトレッキングを終え、お昼ご飯。のり弁。最強
その後何気にいい雰囲気だったウフララの村を抜け
物凄い激坂
再び渓谷の上に出て穏やかな景色の所を走り、地下都市で有名なデリンクユの手前の町のガソリンスタンドで一泊。
312日目 Sultanhani 115キロ 標高 945m
313日目 Selime キャンプ場 66キロ 標高 1155m