小学校の文集に『夢は世界一周』と書いた。
フェリーが韓国の釜山を離れる時も、この旅が終わるのかという実感が無かった。
でも、フェリーから日本が見えた時そこにあったのは達成感や充実感ではなく、単純に腹の底から込み上げてくる笑いだった。
どういう感情だったのか書き表せない、ただ笑って叫んだ。
思い返せば楽しい事ばかりではなかったと思う。
怖かった事、きつかった事、苦しい事、嫌だった事。
沢山あったと思う。でも思い出せない。
思い出せるのは、笑っちまうくらい楽しく素晴らしい世界中での経験だ。
世界一周を『した』のではなく、『させてもらった』のだ。
あの時、あの人に出会わなければどうなっていただろうと言う出会いや、かけてくれた言葉や、日本で応援してくれる人達のおかげで、夢を叶えさせてもらった。
本当に感謝しかない。本当にどうもありがとう
福岡のフェリーターミナルには、自転車仲間の心さん・アズミちゃん夫妻が迎えに来てくれた。
旅の一番最初にアラスカで出会えた心さんに、帰国一番最初に出会えたのは本当に意味のある偶然だったと思う。
出会った頃に胸躍らせて聞かせてもらった、心さんの世界中の話を、今は肩を並べて語り合えるのがなにより嬉しい。
さて、長文になりました。
最後にまた叫ばして下さい。
『日本帰って来たぞ~~~~~!!!!やった~~~~~!!!!』
2009年7月アラスカスタート。
2015年3月福岡より帰国。
世界中の皆様に多大なる感謝を
昼間岳。