もっと気軽にアウトドア

自転車で世界一周した父が、家族のために気軽なアウトドアに奔走します。

自転車世界一周旅をして感じた、本当におすすめできる装備たちを振り返る。お尻が痛くない革サドル

自転車世界一周で使っていた装備で、日本での自転車ツーリングや普段のサイクリングに活かせそうな本当に使い心地の良かった装備を振り返ります。

世界を走るサイクリストの装備について

世界を走るサイクリストは、多種多様な自転車に乗っていました。

日本の昔からのツーリング自転車であるランドナータイプや、クロスバイクやマウンテンバイクをベースにしたツーリング自転車、殆どの人はクロモリと呼ばれる鉄のフレームの自転車でしたが、もちろんアルミのフレームで旅をしている人もいました。

当然装備もまちまちで、合う人会う人に個性がありました。

 

海外を走るうえでの最強装備とは

ところがここ数年インターネットが急速に発達するにあたって、

サイクリスト同士の情報の共有が活発になり、タフな海外ツーリングでも壊れない「最強」と呼ばれる自転車と装備浮かび上がってきました。

 

ここでは自転車世界一周で使っていた装備で、日本での自転車ツーリングや普段のサイクリングに活かせそうな本当に使い心地の良かった装備を振り返ります。

 

 

イギリスの老舗革サドルメーカーのBROOKS(ブルックス

当初僕はサイクリストの最強装備なんて全く知らないで出発しました。

ところが、アラスカで先輩サイクリストである心さんに偶然出会い、

初めてこの世に世界中のサイクリストから愛される最強装備があるのだと教えてもらいました。

それはそれは衝撃でしたよ。

www.syufukei.com

なにせ自分の使っている装備は全く最強と呼ばれる装備からは程遠い装備でしたからね。

出会った日からしばらく一緒に走っていた時、僕は何気なく

「まだ乗りなれてなくてケツが痛いんですよね」と

そしたら心さんが、

ブルックスの革サドルにしたら?全然痛くないよ」と

 

それまでは革サドルなんて全く選択肢にありませんでした。

日本ではあまり使っている人見かけませんよね。

 

これ。すごいんですよ。

 

 BROOKSサドルとは

詳しい生い立ちなどは、メーカーホームページをご覧ください。

diatechproducts.com

 

心さん曰く、

世界のサイクリストの多くがこのブルックスの革サドルを使っていたという事でした。

初めはカチカチにかたい革サドルが、使えば使うほどお尻の形にフィットしていくそうです。

 

BROOKSブルックスの革サドルの実際の使い心地は

海外でネットショッピングをするのは、僕には敷居が高かったので、町に着いては自転車店を覗いてブルックスのサドルを探していました。

そしてようやくアメリカ北部の町ソルトレークシティブルックスのサドルに出会いました。

B-17 STANDARD CLASSIC という超定番モデル。ツーリングにも向いているので、即決しました。

カラーはHONEYしかありませんでしたが、革の美しさが際立っておりとても美しいサドルでした。

 

まずは、購入したての率直な感想です。

見た目は革のとても格好いいサドルなのですが、色が鮮やかすぎて光沢があり少し自転車との相性がミスマッチのだなというのが正直な印象でした。

 硬さですが、確かに乗りたてのブルックスのサドルは固いので、

包み込むような感じはもちろんありませんが、それでも普通のサドルと比べればお尻に優しいような感触でした。

雨に弱いという事で、一見ツーリング向きではないように感じますが、それを凌駕する一品なので手入れが面倒くさそうとか、雨に弱いんじゃ不便だと思わずに、根気よく大切に育ててあげる事が大切です。

ただ、雨対策としてブルックスのレインカバーを買えなかったのがとても痛かったですね。現地で売っていなかったので、スーパーのレジ袋で十分だと雨の日はレジ袋をかぶせて走っていました。

 言うまでもなく防水性も乗り心地も見た目も最悪です。

ブルックスサドルの取り扱い方は?

レインカバーもメンテナンスオイルも純正を使う事に越したことはもちろんありませんが、僕はメンテナンスオイルも現地で買えるミンクオイルで手入れをしていました。

 

 ただ、

高価な革サドルなんので、この記事を読んで購入を決める方は、定期的にメンテナンスをして、雨を防ぎどうぞ大切に育ててあげてください。 

ブルックスサドルを取り扱っているHPでは皆さん綺麗に使っています。

 

自転車世界一周をブルックスサドルでした感想。

ただ、僕が思った感想は、

 

世界を走るサイクリストが最強と言うからには実はそんなやわなサドルでは無いという事。

 

正直僕のブルックスサドルは可哀そうながら、メンテナンスもほどほどに、レジ袋で雨の日をしのごうと思ったけど、結局はびしょびしょにサドルをしてしまうなんて日常茶飯事で、濡れて革が伸び乾燥で縮むという繰り返しながら、毎日毎日僕のお尻を支え続けてくれました。

購入当初は、色が鮮やかすぎたHONEYも次第に焦げ茶色になり自転車とも非常に馴染んでいきました。

柔らかさと言ったら、それはそれはお尻を包み込むようなサドルに変貌を遂げました。

 

ブルックスサドルは硬い!!と嘆いてる方は、誤解されています。

乗っていれば必ず柔らかくなり、お尻にフィットするので頑張りましょう。

 

よく財布を無くしたら、現金はいいけど、カードと財布は出てきてほしいと思うのと同じで、

自転車はなくなってもいいけど、BROOKSサドルだけは返してほしい。と思うくらい愛情深いサドルになっていきます。

もちろん極論ですが、自転車は新調すれば性能は当然上がりますが 、BROOKSサドルは長い時間をかけて育てていくので、自分の骨盤にぴったりとフィットする育てたBROOKSサドルは、このサドルでなくてはならない!というくらいのサドルになっていきます。

 

 

 

 当初レーサーパンツを海外でも履いてツーリングしていましたが、だんだんと履かなくなりました。

それは、なかなかパットが乾かなくて旅向きではなかったという事もあるのですが、

もっと大きな原因は

 

ラテックスアレルギーだという事に、旅に出てから気付いたから。です

 

ラテックスアレルギーとはゴムに反応するアレルギーらしく、

僕は軽度ではあるのですが、レーサーパンツってフィットするように必ず太もものところにゴム入っていますよね?

初めは赤く痒くなり、それでも着用しているとしまいには水ぶくれのような症状まで悪化することもありました。

様々な種類のレーサーパンツを試しましたが、結果は同じでした。

 

日本ではそんなに長時間履いてることも無かったので、気にならなかったようですが

海外で気付くなんて事もあるんですね。

 

そういう事もあり、ブルックスサドルには本当に助けられました。

 

スポンサーリンク