こんにちは。
今日は旅中に使ってよかったコーヒードリッパーを紹介します。
一見サイクリストの外見は
こんな感じなので、
凄く切り詰めた走行生活を送っていると思いませんか?
確かに僕の自転車も水を抜かした荷物だけでも60キロから70キロくらいの荷物はありましたので、切り詰めたところは切り詰めましたけど、
多くのサイクリストは
自分なりに快適性やこだわりの為であれば多少荷物を増やすことを厭わない人が殆どでした。
僕はコーヒーが大好きなですが、序盤はもちろん荷物の軽量化の為にインスタントコーヒーで済ませる毎日でした。
インスタントコーヒーにももちろんピンからキリまでありまして、
日本でも売ってるようなクオリティの高いものもあれば、砂糖をいれないととてもじゃないけど飲めないようなのもありました。
ネスカフェとか大手のメーカーを買えば間違いはないのですが、
海外でも結構高いんですよね。インスタントコーヒー。
ついつい砂糖入れて飲めばいいやと安いインスタントコーヒーを買ってしまっていました。
そんな僕が旅先でもコーヒーをドリップして飲みたいと思ったのは、
中米以降のコーヒーベルトと呼ばれている、コーヒーノキを栽培している地域を走行してからでした。
まず初めに印象に残っているのが中米グアテマラのコーヒーの産地のアンティグア。
コーヒー豆の麻袋の上で昼寝をするワンコがいたり、コーヒーの街の香りがそこらかしこにしましたが、ちゃんとコーヒーを淹れて飲ませてくれるのは、旅行客向けの少し高価な店だけ。
グアテマラに限らず、中南米で食堂でコーヒーを飲みたいときは、
「コーヒーをください」
ではなく
「ネスカフェをください」
と頼んだ方が通じるくらい、地元の人は美味しいコーヒーとかけ離れた生活をしていました。
西アフリカでカカオで生計を立てている人は、チョコレートを食べて事が無いという人が殆ど。なんてのも有名な話ですよね。
少しかけ離れましたが、有名なコーヒーの産地にいるのに不味いインスタントコーヒーを飲む日々がとても勿体なく感じられました
コーヒー豆はスーパーなどにも売ってるんですよね。
そこで、
モンベルのコーヒードリッパー「O.Dコンパクトドリッパー」
世界のコーヒーの産地で美味しいコーヒーを飲みたくて、ドリッパーを探していたところ、モンベルのO.Dコンパクトドリッパーが目につきました。
モンベルのHPによると
コンパクトに折り畳めて、洗って繰り返し使えるエコノミカルでエコロジカルなコーヒードリッパー(特許取得済)。約60マイクロメートルの目を持つマイクロ・メッシュ地でドリップすることによって、旨味が凝縮されたアロマオイルを透過し、豆本来の味を楽しめます。コーヒーだけでなく、お茶にも使用できます。市販のペーパーフィルターとの併用も可能。
との事。
非常にコンパクトになり、なによりペーパーフィルターが不要というのが、最大の魅力でした。
とても小さいですね。
なんと4グラムしかありません。
支柱も箸で代用するところなど、日本のメーカーであるモンベルならではのアイデアですよね。ペーパーフィルターも不要なので、まさに自転車旅に最適なコーヒードリッパーだと思い購入しました。
でもこれでは一杯のコーヒーしか飲めません。
せっかくお湯を沸かしているのだから、もっとコーヒーを楽しみたいですよね。
そこで、
コッフェルで大量に作ってみたけど、コーヒーは雰囲気が大事なんだと思い知らされました。
これだとコーヒーを楽しむどころか、飲み切るのに必死です。
で、結局こうなりました。
◆キャンプの朝一番でいれたコーヒーを温かいままお昼に飲みたいな。
➡ 保温のステンレスボトルを持ち運ぶ
◆コッフェルじゃお湯が一気に入ってしまうので美味しくコーヒーが作れない
➡ 小型のケトルを買う。めちゃ便利。
◆ガソリンバーナーじゃ宿で作れないし、手間かかるな。
➡ コーヒーの為にガスバーナーを持ち歩く
結局、4グラムのコンパクトドリッパーでしたが、
美味しいコーヒーを淹れる為にどんどんと装備が増えていくという予想外の事態になりました。
まぁこれは僕の見積もりの甘さで、モンベルのせいではないわけで。
そしてなにより世界各地で、コーヒーが飲めるのがなにより幸せでしたね。
凛と張り詰めた山でのキャンプの朝。
自分がひたすら上がってきた道が眼下遥かに広がる峠。
作業の手や走る足を止めて充実感に浸りながらスローな BGMをかけて、
ゆっくりゆっくりコーヒーを落とす。
芳醇な香りが広がりその世界に浸る。
先を急ぎがちな自転車旅。あえて足を止めて
ひと手間をかけて作業するというのが
何物にも代えがたい最高の贅沢な時間でした。
O.Dコンパクトドリッパーの使い心地
◆ペーパーフィルター不要が楽!
海外でペーパーフィルターの探す労力と、持ち運ぶ手間を省けるというのは、相当なアドバンテージでした。
日本のアウトドアシーンでも、これひとつ装備の片隅に忍ばせておけばいいので
とても重宝します。
そしてなによりペーパーフィルターなしでも、本当に美味しいコーヒーが入ります。
◆乾きが早く、片付けが楽!
ドリップし終えたら豆を捨てて、水ですすぐだけ。
野宿中でも軽く水ですすぐだけでOKなので、気にせず使える。
本体を振って水分を飛ばし、タオルで軽くふいたら、ほぼ乾いてる状態になっている。
すぐに干せる環境ばかりではないので、非常に優秀。
気が付いたらカビていた。なんてこともなかった。
◆とても薄いのに丈夫!
とても薄いフィルターなのに、まったく破れてこない。