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自転車で世界一周した父が、家族のために気軽なアウトドアに奔走します。

【世界一周で使った道具検証テント】パイネ ゴアライト と アライテント エアライズ2 

僕は6年間の世界一周の旅で、

テントは3つ使用しました

 

出発時から一時帰国までは、パイネ ゴアライト

 

後半の旅ではアライテントのエアライズ2とそのフレームで使用できるカヤライズです。

 

まず、自転車世界一周でも、登山でもテントを選ぶ基準から

 

テントを選ぶ基準

テントを選ぶ基準として、重量、広さ、快適性、設営のしやすさ、見つかりにくい色かなどがあります。

 

車で移動できるファミリーテントであれば、重量よりも広さや快適性を考えるべきだし、

 

バックパンクに入れて持ち運ぶ山岳テントであれば、重量は何よりも重要ですね。

 

自転車旅では、その中間位に位置し軽量である事はもちろん快適性も考える必要がありました。

 

出発当初はパイネゴアライト

出発当初テントはパイネのゴアライト1~2人用を使っていました

山岳テントとして定評があり軽量コンパクトでシングルウォールのテントです。

シングルウォールとは、フライシートなしでも使えるテントの事を指し、

極力荷物を軽くしたい登山にピッタリなんです。

 

僕は用心してフライシートも併せて使用していましたが、

暑い国や、雨の可能性が少なそうな日は、フライシートは使わずに過ごしていました。

 

性能は申し分なかっのですが、流石にこの1~2人用では小さすぎました。

ソロの自転車旅なので、荷物は少ないに越したことはないので、

1~2人用のテントでも十分かと思ったのですが、

テントを張る場所によっては荷物を全てテント内に入れる必要があり、

前室もほぼない、このテントの大きさは長期自転車旅行向きではありませんでした。

 

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狭すぎて、普段は荷物はそのまま自転車に付けておく。 アメリカ。グランドキャニオン

 

登山では荷物をぎゅうぎゅうに詰めたテントの狭い空間で寝るのは数日であれば、

苦ではないと思いますが、

自転車旅行は何日も何百日も、何千日もテントで寝るので、

ある程度の快適性を確保する必要がありました。

 

ただ性能面では文句のないテントでした。

もちろんゴアテックスのテントと言っても結露はするので、しっかりと乾かしてから

しまわなければなりません。

僕は、朝のうちに走りたい派だったので、結露したテントをそのままパッキングして、

昼休憩の時に取り出して、太陽に当てて乾燥させていました。

 

 

ゴアライトのメリット

*コンパクトで軽量。

*シングルウォールで設営が楽

* 約三年間の自転車旅でもしっかり耐えてくれた耐久性。

 

登山や、数日のソロキャンプであれば物凄くお勧めです。

※2018年廃盤になってしまいました。

 

世界一周後半の旅でアライテント エアライズ2を選んだ理由

世界一周後半の旅ではアライテントのエアライズ2を選びました。

居住性の広さを確保するためにエアライズ2(2~3人用)と

そのDXフライシートを選びました。

 

前半の旅で使っていたゴアライトでも2~3人用を購入し

DXフライシートにするという選択肢はありましたが、

自転車旅の場合必ずしもテントがゴアテックスである必要が無いと思い、

それなら同じように山岳テントとしても定評のあるアライテントを選びました。

 

野宿が多いので、張っていても目立ちにくい緑色のフライシートも理由の一つです。

居住性を考えると、もうワンサイズ大きいテントをとも思いましたが、

野宿がメインで使うため広々と張れるスペースを確保出来ないことも多いので、

2~3人用にしました。

DXフライシートで前室を確保すれば、バックなどはテントの前室に置けるので、テント内は寝るスペースは充分確保できます。

雨の時も濡れずにテントで自炊が出来るのも、大きいテントならですね。

 

エアライズと同じポールで使えるカヤライズ

エアライズと同じフレームで使えるメッシュテントのカヤライズがラインナップに

あるのも購入の決め手でした。

後半の旅では妻と2人で走ることを想定していたので、

暑い地域で狭いテントに2人で寝るのは厳しすぎると思った為でした。

寝不足は翌日の走行に響きます。

 

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写真左がカヤライズ。暑い国では重宝した。イランにて

アフリカの宿でもマラリア対策として使えるかなと思っていましたが、

僕の走行した乾期では、あまり蚊がいなかったので、

宿のボロ蚊帳でも十分で、カヤライズを使う機会はありませんでした。

 

エアライズ2の不安点

こちらのテントも非常に優秀なテントでしたが、

ひとつだけ気がかりなことがありました。

エアライズ2のDXフライシートのポールのカーブがきつく、負担が大きい事でした。

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心配はあたり、

購入から約半年で折れてしまいました。

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折れてしまったポール

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折れた時にフライシートも破けました。

この時は、メーカーに事情を話し無償修理の対象となりました。

と言っても、破損したフライシートは日本に送り返す必要があります。

 

この時僕は、乾燥地帯を走行していたので、フライシートがなくても

インナーテントだけで、過ごす事が出来たことと、

このあとすぐに両親が現地へ遊びに来てくれる事になっていた

偶然が重なりなんとか事なきを得ました。

 

修理は丁寧にされており、予備のポールも送ってもらいました。

その後の2年間はそのようなトラブルはなかったので、

半年で折れてしまった原因は不明ですが、工業製品なので、そういう事も

あるのだと理解しています。

 

テント選びは頭を悩ますひとつですが、

トラブルがあった際に丁寧に対応してくれるアライテントなど

日本のメーカーを選ぶという事も選択肢のひとつかと思います。

 

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