こんにちは。
今日は世界一周で使ったガソリンバーナーを検証します。
まずガソリンバーナーについてです。
海外を長期で旅行するのであれば、
必然的にガソリンバーナーを選ぶ必要が出てきます。
ガソリンバーナーを選ぶ最大の理由
最大の理由は、
レギュラーガソリンで使用できるために、
世界中で補給できるのが最大の魅力だからです。
僕は燃料ボトルを一番大きい30オンス(887ml)のを使っていましたが、
燃料が無くなり困ることは殆どありませんでした。
ガソリンを燃料ボトルに満タンに入れておけば5日から1週間はもつので、
ガソリンを販売している村までは充分たどり着けます。
これはどの大陸でも同じでした。
もしパッと見てガソリンスタンドが無くても地元の人に聞けば、敷地内でひっそりと販売しているような所もありましたし、
ペットボトルにガソリンが入っていて量り売りをしているような国もありました。
また高地であろうと雨だろうと雪だろうと
安定して火力を使うことが出来るのも魅力ですね。
ガソリンバーナーのデメリット
*ガソリンを使用するので、取り扱いには注意が必要。
*レギュラーガソリンを使うとススが出て、真っ黒になる。
*ススで目詰まりを起こすので、定期的なメンテナンスが必要。
*プレヒートと呼ばれるバーナー自体を予熱する行為が必要。
※ 綺麗に洗浄しても飛行機に預けれない可能性がある
👆実際に僕は日本からアフリカに渡る際、成田で没収されてしまいました。
要注意です。
☟当時のブログです。
ガソリンバーナーも様々なメーカーから出てますが、
僕はMSRのウィスパーライトインターナショナルを使用していました。
これは、MSRの中でも一番定番のモデルですね。
ウィスパーライトインターナショナルの特徴
*ガソリンバーナーとしてはコンパクト。
*非常にシンプルな造りになっており、メンテナンスやパーツの交換が楽
*どんな環境下でも高出力を維持してくれる。
*火力調整は出来ない。
ガソリンバーナーの大定番だけあって、良く動いてくれました。
ただ、レギュラーガソリンを使用すると、
メンテナンスありきになってくるので、
放っておくと、すぐ不具合が発生します。
ただやはり旅先の最小限の工具で、
バラバラにばらせるのが魅力ですね。
パーツも定期的に交換していましたが、
中でも一番消耗しやすく、交換したパーツが
MSRで一番消耗しやすく、交換したパーツ
燃料タンクにつけるポンプの
このパッキン。
これはタンクの中に圧力を加えるものですが、6年間の使用で数度壊れました。
こんな小さなパッキンでも、破損していたら大問題。
タンクの圧が高まらず、バーナーが使用できません。
米やパスタが水があるのに、ご飯を食べれないという非常に
厳しい状況に陥るので、十分すぎる数を保有しておくことをおススメします。
僕は無人地帯を走行中、この状態に陥ったことがあり、
リペアパーツは使い切ってしまっていたので、
仕方なく、絶縁テープを巻いてワセリンで滑りを良くして、
なんとか、少しの圧を加えることに成功しましたが、
非常に手間でした。
日本人がウィスパーライトインターナショナルを使う際の注意点
それは米がうまく炊けるか炊けないかです。
アウトドアのコッフェルは
チタンにせよアルミにせよ非常に薄く軽量に作られています。
キャンプでも食にこだわりたい日本人にとって、
薄いコッフェルでウィスパーライトの高火力で米を炊こうとすると
焦げ付くか芯が残るかという残念な結果にってしまいます。
一日中走って疲れ果てて、うまい米が安定して食えるか食えないかは
日本人にとって非常に重要な問題ですよね。
一方欧米人はパスタなどが主流なので、
高火力で一気に湯が沸くウィスパーライトが使いやすんですよ。
ちなみに僕は出発等に定番という理由から
ウィスパーライトインターナショナルを購入したわけですが、
コッフェルを運よく少しアルミが肉厚のMSRのブラックライト(現在廃盤)を
購入したので高火力のウィスパーライトでも、上手に米を炊くことが出来ました。
バーナーを選ぶ際はコッフェルとの相性も一緒に気にしてみるといいと思います。