もっと気軽にアウトドア

自転車で世界一周した父が、家族のために気軽なアウトドアに奔走します。

【世界一周の自転車】ケルビム オーダーメイド自転車のランドナー。メリット・デメリット

 こんにちは。

 

私は世界一周に使用した自転車は2台あり、

一代目は、ケルビムというオーダーメイドの自転車でした。

二代目は、最強の自転車との呼び声高いサーリーのロングホールトラッカーです。

 

今回は初代のケルビムのランドナーを振り返ります。

 

オーダーメイド自転車 ケルビム

 

私が、世界一周を漠然とイメージする時に

乗っていたい自転車は、やはり昔ながらのランドナーでした。

 

そこで、当時の勤務地の近くにあった東京都町田市にあるケルビムという

オーダーメイド自転車にお願いしました。

ランドナータイプで作りたいとイメージを伝え

制作してもらいました。

 

クロモリフレームで26インチ・ドロップハンドル・カンチブレーキです。

細身のとても格好いいランドナーに仕上げて頂きました。

 

その当時、ツーリングの強いパーツなどもうとかったので、

日東キャンピーにオーストリッチの布バックという装備で揃えました。

 

初めてフルパッキングで海外を走行した時

そのあまりのたわみに不安を覚えましたが、すぐに心地のいいリズムになって

支えてくれました。

 

装備のトラブルが絶えなかった初代

 

初代は自転車のトラブルというよりは、使っていた装備のトラブルがとにかく多くありました。

キャリアが折れたり、パンクが多かったり、スポークが折れたり。

 

パーツについてはまた後日詳しく書きますが、

 

ランドナーのデメリット

 

フルパッキングで細身のランドナーを使ったデメリットを少し書きます。

まず、たわみが激しいので、各所に痛みが出ました。

中でも破損したのが、BB(ホローテックⅡ)です。

 

日本で4年ほど自転車店で働いてきましたが、

ホローテックⅡが破損しまくるなんて聞いた事がありませんでした。

 

恐らくBBへの過度な不可と、フレームのたわみによるものだと考えられます。

 

途中定期的に増し締めを繰り返しましたが、2度ほど交換しました。

 

f:id:sunsunfamily:20201214101638j:plain

宿にて破損したホローテックⅡを交換する

そして、最終的には4年目のアフリカのエチオピア走行中に

フレームのチェーンステーのリアエンドの付け根が折れてしまいました。

これは、批判でもなんでもなく

よく4年持ってくれたという感じです。

激しいたわみに耐えきれなかったのでしょう。

 

オーダーメイドの自転車の大きなメリット

デメリットからお伝えして心苦しかったですが、

もちろん大きなメリットもあります。

 

アメリカでボルトを踏んでフロントフォーク破損

それは、アメリカで走行中の大きなボルトを踏んでしまい

それがフロントフォークに挟まり、前輪がロックして

後輪が持ち上がるように、私は前方へ投げ出されました。

 

体ももちろん痛みましたが、

それよりも自転車が気になり、いそいで起き上がり自転車をチェックすると

無残にもフロントフォークが激しく曲がっていました。

f:id:sunsunfamily:20201214101231j:plain

 

この時は、なんとかフロントフォークを曲げなおし、

カンチブレーキを調整してなんとか自走可能なところまで

直すことが出来ました。

f:id:sunsunfamily:20201214101249j:plain

それから、急いでケルビムさんに連絡して

新しいフロントフォークを作ってもらい、それを実家に送ってもらい

母が、私の滞在していたメキシコの宿に送ってくれました。

 

現地の自転車店で直すという手もありますが、

ビザの関係で、滞在に制限のある海外では、無用な滞在は出来るだけ

避けたいので、

 

私が泊まる予定の宿に予め送ってもらえたのは、かなり効果的でした。

 

そして、

やはりキャンピーと布バックのオーストリッチとの組み合わせが最高で、

どんどんと色あせていく自転車がとても愛着が湧きました。

f:id:sunsunfamily:20201214101102j:plain

 

 本当であれば、

この自転車で走り切りたかったですが、

フレームが折れてしまったことで、自転車を新調すべく

一時帰国を決めました。

 

ケルビムさんにお願いして、フレームを治すという選択肢も

ありましたが、

 

後半の旅では

最強の市販車と称される

サーリーのロングホールトラッカーを選びました。

 

 

サーリーのロングホールトラッカーの記事は

また後日書きます。

 

スポンサーリンク