こんにちは。
今日は自転車バックについて考えます。
書き始めからなんですが、
実用的な事を追求するのであれば、絶対にオルトリーブなどの防水バックの方が
中身が濡れないので完全に実用的ではあります。
そんな防水バックに押され気味の帆布バックですが、
私も前半のランドナータイプの自転車の時は、オーストリッチの帆布バックを
使っていました。
オーストリッチの帆布バックについて
私はリアにオーストリッチの特大パニアバック。
前のサイドバックにオーストリッチのS-7というバックをつけていました。
オーストリッチ特大パニアを実際に使ってみて
特大パニアは1つ37リットルの特大サイズで、左右セットで繋がっています。
確かにこの方が72リットルもの負荷を支えるには適しており、
キャリアに負担は少ないかもしれませんが、
どうしても私の使用していた日東のキャリアには、台座の横幅に合わず
左右のバランスを保つのが難しかしい造りだと思います。
長期旅行だと
リアのパニアバックの上に、もうひとつバックを積む事になるのですが、
左右のバランスが悪いとどうしても荷物が傾き、走行のストレスになりました。
見た目も素人さが丸出しになり、写真に全く栄えない姿になるので、
これはどうにかしないといけないと旅の前半ずっと思っていました
ただ使えば使うほど味が出るのはやはり布バックの強さだと思う。
転んでバックに穴が開いても気にならないし、
強い日差しで色褪せたバックに各地方で買ったワッペンを張っていると、
言葉が通じない国の人たちにも、とてもコミュニケーションを
取りやすかったです。
色褪せたオーストリッチのバックと継ぎ接ぎだらけのキャリアは、旅の自転車という趣たっぷりで、とても愛着が湧いてきます。
これはデメリットを大きく超えたメリットだと思います。
ただし。
ハンドルバックだけは貴重品、カメラなどを入れようと思っていたので、出発同時から防水バックのオルトリーブにしていました。
帆布バックの良い所
ポケットが沢山あり、バックをわざわざ開けなくてもサッと荷物を取れる。
なんだそんなことか。
と思われるかもしれませんが、これ結構な利点なんです。
オルトリーブをはじめとする防水バックは、防水であるが故ほとんどポケットが
ありません。
自転車バックって意外と開け閉めが面倒くさいんですよね。
破れても縫えばすぐ使える
そしてこれですね。防水バックは穴が開いたらかなりショックですが、
帆布バックはあまり気にしないので、
気兼ねなく使えます。
ワッペンを張れる
これも侮ってはいけません。
先述しましたが、
世界には英語も通じない地域が殆どで、
その人たちに、どこから来たのかを説明するのは大変な作業なんです。一日に何度も聞かれるのですから
そこで国旗のワッペンや、観光地のワッペンを張ることで、コミュニケーションが
スムーズになります。
使い込んでいくと味になる
個人の感想ですが防水バックは使い古しても、単に古くなるだけですが、
帆布バックは日に焼け、色あせて継ぎはぎだらけになっていく
帆布バックは、本当にどんどんと愛着湧いてきます
帆布バックの最大の問題点
これは当然
濡れてしまうという事ですね。
これは付属のレインカバーで回避できます。
と言いたいところではあるのですが、
はっきり言ってこれはあまり効果は期待しない方が良いと思います。
小雨ならやり過ごせるかもしれませんが、
2~3時間も雨に打たれると帆布バックもろとも中身もびしょびしょになります。
そして毎回こんな感じになります。
こんな面倒くさい状態になりながらも私は帆布バックが好きです。
自転車旅と言っても世界一周の様に大量の荷物を運ぶこともあれば、
2~3日のキャンプツーリングも
日帰りで、観光しながらツーリングするのも
自転車バックはとても便利です。
雨日にそこまで使う可能性が高くないのであれば、
帆布バックの方が機能的です。
旅している雰囲気のある、帆布バックは防水バックを凌ぐと思います。