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自転車で世界一周した父が、家族のために気軽なアウトドアに奔走します。

自転車旅で、干し野菜

こんにちは。

 

今日は自転車旅で干し野菜にチャレンジした経験を書いてみます。

 

自炊に欠かせないのが、米やパスタ、ラーメンなどの炭水化物ですよね。

何も入れなくても最悪塩コショウがあれば、

美味しく食べることが出来ますが、毎回だと流石に飽きますよね。

 

日本であれば、インスタントラーメンのクオリティーも高いし、

パスタだって混ぜるだけの軽くておいしいパスタソースもある。

お米だって、ご飯文化の日本にはいい付け合わせになるのが溢れていますよね。

 

でも海外ではそういうわけにはいかないので、

入れるとしたら野菜になってきます。

コスト的にも野菜は日本に比べるととても安いですから、毎回自炊には

野菜は必ず入れる様にしていました。

 

コストの面以外にも、

偏った栄養を補ってくれる目的も含みます。

 

私が利用するような海外の安食堂ばかり行っていると

どうしても栄養が偏ります。

 

そうなると無性に野菜が食べたくなるんですよ。

身体が本当に欲しているんですね。

 

宿で調理できそうなときは、なるべく野菜をたっぷり使った料理を作っていましたし、

走行中も出来るだけ多くの野菜を持ち運んでいました。

 

なぜ干し野菜?

走行中は

腐りにくい玉ねぎ、にんじんなどの根菜類を中心に、トマトやキャベツなどを

持ち運んでいました。

数日の無補給地帯では、大量の野菜を持ち運ぶ必要があり、

これがなかりの重量になります。

ただ、自転車旅にとって食事は一日の最も楽しみなイベントの一つのため、

持てるだけの野菜を持っていました。

 

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ただやはり重いんですよね。野菜って

 

そこで思いついたのが、干し野菜です。

町に滞在中に玉ねぎやニンジンを切り刻んで、洗濯ネットに入れて

走りながら乾燥させて干し野菜を

作ろうと思いつきました。

 

干し野菜のメリット

私が考えた自転車旅における干し野菜のメリットです。

  • 自転車にくくりつけるので、走りながら干し野菜が作れる。
  • 安く仕入れられる町で大量に購入できる
  • 味が濃くなる。
  • 保存がきく。
  • 水分が飛ぶので、小さく軽くなる。
  • 既に切ってあるので、自炊の時に楽

 

などが思い浮かびました。

はっきり言って完璧じゃないですか?

自転車旅やアウトドアで大流行りしそうと思いました。

 

干し野菜を作りながらの走行

まずは最もよく使う玉ねぎで挑戦。

玉ねぎを刻んで、洗濯ネットに入れて意気揚々と走り出しました。

 

当時滞在していたウズベキスタンの季節は夏。

とても暑くてとても乾燥しているので、 

こんもり入れた玉ねぎがあっという間、小さくなっていきました。

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途中、何度か玉ねぎのポジションを変えてあげて

手を加えてあげて、太陽が均等に当たるようにしました。

 

2日ほどで玉ねぎは四分の一か五分の一くらいの大きさになり、

からからに乾いて完成しました。

 

干し野菜の味は

早速自炊のラーメンや炊き込みご飯の中に入れてみました。

 

すると、

かなり味が凝縮されており、

玉ねぎの味が濃く、脇役でいいのに

主役に躍り出んとばかりに、自己主張が強くて困るくらいでした。

 

正直に言うと、お世辞にも料理と合うとは言えませんでした。

 

 

そしてもう一点。

乾燥中の玉ねぎは、かなり強いにおいを発しているという事でした。

走行中はずっと強烈な玉ねぎのにおいと一緒にいるわけで、

これは結構キツイものがあります。

地元の人とのコミュニケーションも躊躇してしまう程でした。

 

結局干し野菜はやめました。

いいアイデアかと思われた干し野菜は

上記の様な理由と、

妻から大不評を貰ったことにより、

私の中で干し野菜は姿を消しました。

 

工夫次第では、干し野菜は有効だと思います

始めに作ったのが玉ねぎだったのが悔やまれます。

ニンジンとかキノコだったらよかったのかもですね。

 

それに日本で上手に作ってアウトドアに持っていくのは

ほんとに有効だと思います。

 

私自身も研究して、また記事に出来たらと思います。

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